キューバ旅行2:あっさりめのサギ

 キューバ到着の夜が明けて、2日目。宿で朝食をとった後、ひとまず街へ繰り出してみた。
 
 繰り出してすぐ、サギのカモになった。まずは1人目。宿のある路地から大通りにつくやいなや、ノリのよさそうな黒人のあんちゃん(黒人1)に声をかけられる。
 
 「やあ、君たちどこから来たんだい? ジャパン? ジャパンは素晴らしい国だよね!」「キューバは初めて? どこに泊まってるの?」といった世間話が終わると、すぐに本題である。「僕はダンスの先生をしてるんだ。スクールでレッスンを受けると1時間6000円だけど、僕の家でのレッスンなら500円だよ!」。
 
 ダンスのレッスンに興味がないこともなかったので、「また明日にでも」などと返事を先延ばしにして、連絡先だけメモしてもらった。われわれが泊まっている宿のおかみさんを知っているとか、葉巻を安く買える場所があるとか言っていたので、後から考えてみると典型的なサギ師である。記念に写真を撮らせてと言ったところ、「写真を撮られると魂が抜かれると信じてるんだ」などともっともらしいことを言って撮らせてくれなかった。犯罪の証拠を残されたら困ると考えたのだろう。抜かりない。
 
 黒人1と別れて1分もしないうちに、今度は別の黒人のオッサン(黒人2)に呼び止められた。「君たち、○○の宿に泊まってるんだよね? 僕、あそこのオーナーの弟なんだよ。ゆうべ、日本人が泊まりにきたって話を聞いたよ」。結論から言うと黒人2もサギ師なのだが、「宿のオーナーの弟」と名乗られたために、すっかり油断してしまった。後から考えてみると、どうやら私たちが黒人1と話しているときの会話を黒人2が近くで聞いていて、宿の名前などの情報をチェックしていたようなのである。これまた抜かりない。
 
 黒人2は、「今日は葉巻フェスティバルの日なんだ。昼の12時までなら葉巻が半額で買えるよ」と持ちかけてきた。葉巻には興味がないので適当に流していたのだが、「葉巻がどこで買えるか知ってる?」「場所を教えてあげるよ」と言われ、場所を教えてもらうくらいなら……と案内されるハメになってしまった。これもひとえに黒人2が宿のオーナーの弟だと信じていたためなのだが、まさにネギしょったカモである。
 
 黒人2はちょっとした観光案内を織り交ぜながら道を歩き、最終的にビルの中へ入っていった。フロアにはいくつかのドアがあり、ドアの前には刑務所のような鉄格子があった。黒人2が声をかけると、中から黒人女性が出てきて鉄格子のカギを開けた。
 
 黒人2にうながされて中へ入ると、そこは「葉巻店」といった雰囲気ではなく、ただの薄暗くて狭い部屋である。ダークな香りがぷんぷんする。
 
 ……あやしい。というか、危ない。こりゃ、いくらなんでも危ない。オーナーの弟だろうがなんだろうが、危ないもんは危ない。
 
 見れば、連れはいつの間にか黒人2にうながされるままソファに座り、葉巻を見せられている。ここでソファに座ったら試合終了だ。違法な葉巻を高値で売られ、運が悪けりゃ警察に逮捕されて強制送還である。まあ、それは大げさにしても、真っ当な店ではないことは明らか。私はソファには座らず、意を決して「葉巻を買うつもりはない」と黒人2にハッキリ伝えた。
 
 WHY?
 
 このとき黒人2が言った「WHY?」を、私はきっと忘れないと思う。身の危険を感じるほどではなかったにせよ、その口調には凄みがあり、「なんで葉巻を買わねぇんだコノヤロウ」といういらだちがありありと浮かんでいて、大変にドキドキした。
 
 しかしその後は意外とあっさりしたもので、買う気がないとわかると黒人2はさっさと部屋を出て、通りで「じゃあね」と別れた。黒人2がホンマもんの悪い人じゃなくて、よかった……。
 
 黒人2とのやりとりでサギの手口を十分に学んだわれわれは、その後、同様に声をかけられてもキッパリと断り続け、カモられることはなかった。どの人も、カモれないとわかるとあっさり身を引いて笑顔で別れてくれるのが、ハバナのサギ師のいいところと言えばいいところである。
 
 
 
 

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キューバ旅行1:暗い街を行く

 成田を夕方5時に出て、エア・カナダでトロントまで約12時間。トロントで乗り継いで約3時間半。近いと言えば近い、でもやっぱり遠いキューバである。
 
 社会主義国とあって、ビザとか入国審査とかいろいろ不安はつきなかったのですが、驚くほどあっけなく入国できた。ハバナ空港の印象をひとことで言うと、暗い。最低限の電灯しかついてない。
 
 空港を出ると、泊まる民宿で手配してもらったタクシー運転手のおっちゃんが、私たちの名前が書かれたプレートを持って待っていてくれた。街中へ向かう前に、まずは両替。両替所のおねえちゃん、両替した後のお札を目の前で「1枚、2枚……」と数えて見せてくれるんだけど、スピードが速すぎて、金額が合っているのかどうか確認できず。念のため自分たちでも数えてみたら、5CUC(500円)少なかった。ねえちゃんに指摘して正しい金額をもらったのですが、単なる数え間違いだったようで、恥ずかしそうに笑ってました。なんかほのぼのしてる。
 
 タクシーでいざ、街中へ。窓から眺めたハバナの街並みは……やっぱり、暗い。街灯なんてない。建物の灯りもついてない。でも、真っ暗な中を普通に歩いている人なんかがいて、ギョッとさせられる。道中、革命広場(革命家のホセ・マルティやチェ・ゲバラのモニュメントがある広場)や、スポーツ競技場などを通り過ぎた。
 
 宿の周辺は観光客でにぎわうエリアのはずだけど、やっぱり暗い。実際は安全らしいのだけど、到着したばかりの身としては、この道を歩くのはやっぱり怖いなぁ……後で夕飯食べに出掛けたいんだけど……と、ちょっとビビる。
 
 宿に到着すると、オーナーのおじさんが出迎えてくれた。部屋に入ると、ホテルと変わらないくらいのきれいさでびっくり。
 
 宿のリビングではテレビがついていて、アメリカの番組をやっていた。おじさんいわく、アメリカからの電波を違法に受信しているので、警官に見つかったら怒られるらしい。テレビのそばには、Xboxやアメリカ映画のDVDもたくさんある。聞けば、おじさんの弟がフロリダに住んでいるとのこと。「キューバ人はアメリカに対して敵対心を抱いていないの?」と尋ねたところ、アメリカの文化にはみんな興味があると思うよ、との返答。そして盛り上がったのが、野球の話! WBCで日本が2回優勝したこと、自国キューバが日本に完敗したことがよほど記憶に残っているようで、日本の野球を絶賛する会話はこの後も度々なされたのでした。
 
 さて夕飯を食べに行こうかと腰を上げたところ、突然、スコールのような大雨。乾期と聞いていたので、傘がない……。しばらく待っても雨はやみそうにないので、あきらめて寝ることにしました。
 
 

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勝手にキューバ旅行のTIPS・その2

■インターネット
 大手ホテルのロビーでお金を払って接続します。私は旧市街近くの民宿に泊まっていたので、Hotel Parque CentralでWi-fiにつなぐのが便利でした。接続スピードは、事前にネットで聞いていたほど遅くはなく、そこそこ普通に見られました。GmailもFacebookもモウマンタイです。
 Parque CentralのWi-fiの場合、金額は1時間8CUC(2013年12月現在)。Wi-fi接続専用のプリペイドカードをもらえるので、そこに書いてあるIDとパスワードを入力して接続します。途中でログアウトすれば残りの時間は次回使えるので、例えば毎日15分、4日間ネットにつなげるということも可能。注意したいのは日曜日。日曜日はプリペイドカードの入荷がないため、Parque Centralに限らずどこのホテルもカードが売り切れてしまい、Wi-fiだろうと有線だろうとネットに接続する手段がまったくないという状態になります。日曜日にどうしても接続する必要がある人は、事前にカードを購入しておくのが吉。
 
■葉巻詐欺
 歩いていると、とにかく「葉巻を買わないか?」と声をかけられます。うっかりついていくと怪しげな家に連れて行かれ(ここまでは経験済み)、違法な葉巻を高く売りつけられるらしいです。悪質なのは「○○(=泊まっている民宿のオーナー)の弟なんだよ」というように声をかけて油断させるパターン。弟だろうが何だろうが、オーナーの知り合いに葉巻を売りつけられることはまずないので信用しちゃダメ!ゼッタイ。また、「正午までは特別に葉巻が半額なんだ」「午後6時までは特別に葉巻が半額なんだ」などと言って焦らせる手口も多かったです。もしうっかり引っかかっちゃった場合は、どこかの段階でハッキリ「葉巻は買わない」と断ればOK。こちらがいらないと意思表示をすれば、しつこく勧誘されることはなかったです。
 
■野球
 私たちはナイターを見に行ったのですが、終了後は一瞬でスタジアムの照明が消され、周辺の通りも灯りが少なく、真っ暗で途方に暮れました。しばらく歩いて無事にタクシーが見つかったのですが、地図で周辺の道を確認できるようにしておくとか、心の準備をしておくとよいかも。ちなみにスタジアムは、観光客と地元の人で座る場所が厳格に分けられていてしょんぼりでした。現地の人とと一緒に行けば、現地席に座れるのかなぁ?
 
■土産物はホテルや空港でも買える
 海外に行くときは、スーパーでその土地のお菓子やら食材やらを買うのを楽しみにしているのですが、キューバでは、私たちが「スーパー」とイメージするような店がおよそ見つからなかった。Centro地区にはショッピングセンターがいくつかある、という情報も見かけたので、ちゃんと探せばもしかしたらあったのかもしれないけど…。
 そんなわけで今回、土産物は旧市街の民芸品センターで買おうと計画してました。しかし民芸品センターには民族楽器と葉巻、その他手作り雑貨などしかなく、どれも大きめだったり趣味がイマイチだったりで、ちょっとしたお土産によさそうなものがなかなか見つかりませんでした。旧市街を探し回っても状況は同じで、とにかく「モノ」のバリエーションが少ない。
 結論として、土産は帰りの空港で買うのが効率的でよいと思った。なぜなら物価が管理されているためか、ハバナの空港でも物価が高いということはなく、街中と全然変わらなかったからです。民芸品や葉巻、酒など街中で見かけたお土産はほぼそろっているほか、キューバ音楽のCDは街中より数が豊富だし、街中では一度も見かけなかったチョコレートやお菓子もあった。諸事情でいろいろお土産を買わなければならず、旧市街を何時間も歩き回った私たちは、「空港に全部そろってたのかよ…」と脱力したのでした。
 ちなみにParque Central2階のお土産コーナーには、キューバコーヒー粉の小さめのパックがあって、これが一番お土産に「ちょうどいい」感じがしました。高級ホテルでも物価はやっぱり変わらない。どこで買ってもほぼ同じ値段なのかも。
 
 とりあえずはそんなところ! また思いついたら付け足します(頼まれてないけど)。

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勝手にキューバ旅行のTIPS・その1

 先日、キューバに旅行に行ってきました。ちょこちょこ旅行記なども書こうと思いますが、その前にキューバ旅行のTIPSを(頼まれてないけど)まとめるぜ!
 
■行き方
 Air Canadaでトロント乗り継ぎが一番早いみたいです。最短だと成田を午後5時に出て、ハバナに同日の夜9時に到着できます。トロント空港での乗り継ぎが微妙に分かりにくいので要注意だぜ。時期にもよると思いますが、Air Canadaのサイトで早めに予約したら往復13万円(燃油サーチャージ込み)で行けました。
 
■ビザについて
 観光の場合、Tourist cardが必要。Air Canadaの場合、トロントからハバナに向かう飛行機の中でTourist cardが配布されるので心配無用、モウマンタイです。「地球の歩き方」には「Air Canadaで配布されるのはカナダ在住者用」などと書いてあるのですが、別にナニジンでも必要な乗客全員に無料で配布されます。ちなみにTourist cardはキューバ大使館でも申請できる(手数料2100円)ので、よっぽど心配な人は事前に取得してもよいと思いますが、まあ必要ないんじゃないかね。
 
■入国審査
 泊まる宿を聞かれるとか、海外旅行保険に入っているかどうか確認されるとか、いろいろな情報を見かけたのですが、私の場合は何一つ聞かれずゆる〜い入国審査でした。ちなみに入出国時のスタンプはパスポートには押されず、Tourist Cardに押されます。「パスポートに押して」と頼めば押してくれるらしい。頼めばよかった!
 
■空港から町まで
 空港からタクシーに乗る場合、町までの相場は25CUCとのこと。民宿(Casa Particular)に泊まる場合は場所がわかりにくい場合が多いので、あらかじめ民宿の人に空港からのタクシーを手配しておくと楽。
 
■両替
 空港の両替所は夜9時でも開いてました。空港を出ると左右2つの両替所があるので、どちらか空いている方で両替するのが吉。金額の渡し間違えは普通にあるのでよく数えましょう。私のときもおねいさんに5CUC少なく渡されたよ! 単なる間違いみたいで、指摘したら恥ずかしそうに笑ってました。
 
■街中での両替
 両替所はいつも行列! たまに銀行の外にATMがありますが、そういうところではVISAカードでキャッシング可能でした。ATMには行列ができていないので、並ばずに済んで楽。旧市街だと、私はHotel Parque Central近くの銀行ATMを使ってました。
 
■タクシー
 ハバナでは観光客は基本タクシー移動なので、あちこち移動してると結構お金がかかるのよね…。ただし、主に地元民向けの乗合タクシーには観光客でも乗ることができるので、これを利用すると結構節約できます。乗合タクシーの金額は、乗客1人につき1CUC。流しのタクシーを止めて、助手席の窓から運転手に行き先を告げればOK。方向が合えば乗せてくれます。乗合タクシーはおんぼろなアメ車だし、現地の人とふれ合えるしで、とっても楽しかったです。急いでいるときとか荷物が多いときは向かないので、普通のタクシーと使い分けるが吉。
 
 長くなってきたので2回に分けることにしました。
 

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魚も肉も食べられる

こんにちは。
 
前回の更新が正月、しかもタイトルが「ヤクをくれよぉ」とはひどいものです。かつてのホームグラウンドがここまで荒廃しているとは気づかなんだ。
 
それはさておき、先週末、ドイツ出身で現在はシンガポール在住の友人ウルリケさんが遊びにきたので、月曜と金曜に一緒に出かけました。
 
月曜は夜、浅草の酉の市へ。入谷駅から長國寺へ向かって歩いていくと、通り沿いに長い長い行列。「これに並ばないと中に入れないんですか?」と警察官に聞くと「そうです」ということだったので、寒空の下、えんえん1時間並ぶ。結果、その行列は参拝客のためのもので、熊手の出店や縁日の屋台には並ばずとも入れたことが判明しまして、警察官の対応に憤慨しないでもなかったんですが、暴れたら公務執行妨害で逮捕されそうだったので我慢しました。
 
外国人を案内すると、たいてい、予想もしなかった質問を受けて困惑することになる。この日もウルリケから「酉の市って11月しかやらないんでしょ? じゃあ、この人たち(=熊手を売っている人たち)は普段何してるの?」と聞かれて答えられませんでした。何してるんだろう。
 
縁日は大変にぎわっていて、鮎の塩焼きっぽいものやら帆立のバター焼きやらおでんやら、クオリティーの高い食べ物がたくさん並んでいました。が、ウルリケは出産後、魚も肉も苦手になってしまったらしく、全然おいしくなさそうなチョコがけワッフルを買っていたのだった。
 
上野に移動して、ウルリケのリクエストでお好み焼き屋へ。彼女には「野菜玉」、われわれには「ミックス玉」を注文。魚と肉なしのお好み焼きとは、これまたたいそう旨くなさそうである。そんなものお好み焼きと認めたくない。魚も肉も食べられる自分でよかった。
 
 
 

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ヤクをくれよぉ

あけましておめでとうございます。
 

正月というと厄除けに行く人も多いかもしれないが、私は厄年というものはまったく信じていないのであります。だって海外に厄年があるかよ。ちなみに女性の厄年は32歳(前厄)、33歳(本厄)、34歳(後厄)で、wikipediaによると「特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ」ているらしい。
 

ところで私は昨年、33歳で離婚したのであります(カミングアウト)。33歳、つまり「大厄」の年に離婚。厄年、当たってるジャン!…と一瞬、思ったりもしたのですが、厄年って満年齢じゃなくて数え年なんですよね。昨年の私は数えで35歳だったので、やっぱり、厄年ってまったくもって関係ないですね。
 

ていうか、数えで35歳…。四捨五入して40歳…。いよいよ卵子も老化してきたっぽいですが、今年もよろしくお願いします。
 

ちなみに今、自分の年齢が一瞬、思い出せなくて、連れ(ニューカマー)に「私って34歳だっけ?」と尋ねたところ、「何それ、哲学的な質問?」と返されました。
 
 

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しまなみ海道その1:複雑な温泉

 しまなみ海道を自転車で走ろうぞ、ということになったので、行ってきました。しまなみ海道っていうのは愛媛県の今治から広島県の尾道までを通っている道路で、瀬戸内海に浮かぶ島々を橋でつないでいるのである。自転車で渡ることもできて、なんでも「サイクリストの聖地」とも呼ばれている……らしい(?)。
 

 初日は飛行機で松山に行って、道後温泉で一泊した。松山はなにげに私の生まれた土地で(でもすぐに東京に引っ越してきたので記憶にない)、しかもこの日はたまたま誕生日だったので、くしくも華々しく故郷に錦を飾ることになりました。
 

 松山は、みかん色の路面電車がかわいい、こぢんまりしたいい街だった。松山市内から道後温泉も、路面電車で15分くらいなのね。街中からこんなに近い場所に温泉があるなんて、たいそううらやましい。

 

 道後温泉では、大正時代から残る木造建築の宿を予約してあって、ハァ〜 テレビもねぇ!(ラジオはある!)という気合いの入った経営方針を貫いているようだったので楽しみにしていたのだが、館内は全面的にきれいにリニューアルされていて、若干もにょもにょした気分になったのだった。うーむ。こういう古い宿は、中途半端にリニューアルしない方がいいんじゃないのかねぇ。
 

 有名な、道後温泉本館にも行った。ここはシステムが非常に複雑で、まず、お湯は「神の湯」「霊の湯」の2種類があり、霊の湯を選ぶと神の湯にも入ることができ、さらに追加料金なしで「又新殿」という皇族専用のお風呂も見学できる。神の湯は1階または2階の休憩所、霊の湯は2階または3階の休憩所を選んで使うことになっている。うーむ、分かりにくい。
 

 私は「霊の湯・2階」を選んでチケットを買ったのですが、入館後もこれまた複雑。まず、2階の休憩所に上がって浴衣を受け取り、システムの説明を受けた後、まずは又新殿の見学をし(見学終了時間が迫っていたため)、さらに夏目漱石にちなんだ「坊ちゃんの間」を見学し、それからお湯に入って、終わったら休憩所に戻ってお茶とお菓子をいただいた。あちこち行ったり来たりしないといけないんだけど、これ、混んでるときはお客さんうまくさばけるのかなあ。ちなみに、坊ちゃんの間は夏目漱石の死後に名付けられたもので、本人はこの部屋を使ったことないらしいよ!
 

 道後温泉、お湯は気持ちよかったけど、混んでてあまり落ち着かなかった。やっぱり、四万温泉とか酸ヶ湯温泉みたいに、ひなびた温泉の方が好みだねい。

 
 

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もてなさず

 連休中、家に友人たちが集まった。今回は皆で夕飯を食べることになったので、どんなメニューでおもてなしすればいいのか苦心した。慣れぬ。
 
 最終的に、メニューはサーモンの押し寿司、棒餃子、大根サラダ、エビとブロッコリーの中華炒めと相成った。飲料の部では、青森から取り寄せたアップルサイダーで無理矢理、ステキ感を演出。ビール(というか発泡酒…素敵でない)も大量にストックしておいた。ぬかりない。

 

 ……と思ったのもつかの間、逆に言うとアルコール類しか準備しておらず、食後の談笑時に飲む麦茶を作っていなかったのが大きな失敗であった。ついでに言うと料理も微妙であった。

 

 もてなしは難しい。精進せねば。

 

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R.I.P. 金魚

 この夏、縁日ですくってきた4匹の金魚たち(チビ、デカ、クロ、まだらちゃん)のうち、チビの元気がなくなった。水槽の底の方、人工水草のふもとに沈んだままじっとしている。時々泳いでいるので、一応、まだ瀕死の状態というわけではなさそうである。
 

 1日様子を見ても元気がないままなので心配になり、塩水浴をさせてやることにした。インターネッツで調べたところによると、塩水浴をさせることで金魚の病気を予防したり、元気がない金魚が回復したりするそうである。(余談ですが、金魚には実にさまざまな病気があるのだなあ……と感心)
 
  さて、塩水浴。インターネッツで調べた通りの濃度で塩水をつくり、早速、チビを入れてみると……。
 
 !!!!!
 
  チビがみるみるうちにグッタリして、ついには苦しそうに水面に浮いてしまった! 瀕死!!
 
 何が悪いのかよく分からないまま、あわてて塩水浴を中止し、チビを元の水槽に戻す。が、時すでに遅し。チビはしばらく苦しそうにパクパクと口を動かした後、ついに動かなくなってしまったのだ……。
 
 合掌。
 
 軽い気持ちで縁日ですくった金魚といえども、だんだんと愛着がわいてきたところだったので、肩を落とした。
 
 塩水浴、よくなかったのかなあ。そう思って、先ほど見ていたインターネッツの記事にもう一度、目を通してみる。うんうん、塩水の濃度は0.5パーセントで合ってるよねぇ……ん? 0.5パーセント? あ、あれ? 5パーセントではなく?
 
 間違えた〜〜〜〜〜〜!!!
 
 なんと私は、0.5パーセントの塩水を作るところ、何を勘違いしたのか5パーセントの塩水を作り、そこにチビを浸けてしまったのである。つまりチビの死は、完全に自分の責任! うぎゃ〜〜〜〜〜!!!
 
 ああチビよ、ホントにごめんなさい。相手が人間だったら完全に「業務上過失致死」である。うう。安らかに眠っておくれ。

 

 

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欧州旅行その11:パリ観光・後編

 欧州旅行9日目、パリのつづき。今日の日記は雰囲気に飲まれててちょっとキモめです。
 
 昼に参加した無料ツアーの最後に、ガイドさんが、同じ団体が夜にやっているツアーの宣伝をしていた。そのツアーではモンマルトル地区を散策するらしい。映画『アメリ』の舞台となったカフェに行ったり、キャバレー「ムーラン・ルージュ」を見たりした後、サンクレール寺院という場所からパリ市内を一望できておすすめだよ!とのこと。
 
 なかなかよさそうなツアーじゃない。ならば行くとしよう。…一人で。
 
 日も傾きはじめたころ、モンマルトルの街を散策開始。ガイドさんの話を聞くまで知らなかったけど、モンマルトルは「芸術家の街」とも呼ばれるエリアらしい。細い坂道が入り組んでいて、その中におしゃれなカフェやクレプリー、ガレット屋さんなどが軒を連ねている。広場には、カンバスを広げて絵を描くアーティストの姿が。なんてすてきなパリなんでしょう…! ここに来るまで「パリ? ふーん、割と普通だね」などと思っていたのですが、モンマルトルに来てパリの素晴らしさを味わうことができたよ。トレビアーン!
 
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マカロンにかぶりつきのお子さんたち
 
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オサレなガレット屋さん
 
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そしておいしそうなガレット!
 
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広場には絵がたくさん
 
 ときどき道に迷いつつも適当に歩いていたら、お目当てのサンクレール寺院前に出た。寺院は、坂の多いモンマルトルの中でも一番高いと思われる丘の上に建っている。目の前には、オレンジ色に染まるパリの街が広がっていた。
 
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エッフェル塔が見えました
 
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カップルぶちゅー
 
 金曜の夜だからなのか、石段の前では歌うたいがギターを奏で、ちょっとしたコンサート会場のようになっていた。たくさんの人たちが石段に腰掛けて、夕暮れのパリを長めながら、彼の歌に聴き入っていた。演奏に合わせて一緒に歌う人や、抱き合って体を揺らす恋人たちの姿もあった。
 
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 このときの景色を見て、なんだかちょっと泣きそうになった。あまり乗り気じゃなかったパリだけど、来てよかったと思った。
 
 いったん寺院を離れて、アメリのカフェでクレームブリュレを食べた。ブリュレをつついていると、突然ポップコーンが出されてびっくり。おつまみ? 「出されたからには食べるか…」と思って食べ終えたところ、すかさずもう1杯出てきた。まさかのわんこそば方式! 延々と出てきそうだったので、そのポップコーンは残したままお会計しました。
 
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 ちなみに、カフェのウェイターさんに「バスルームはある?」と聞いたら「バスルーム(bathroom)はないよ。トワレット(toilette)ならあるけど」と答えられた。どんだけフランス語大好きなの!
 
 カフェを出て、ムーラン・ルージュを外から見物。道中、デリでキッシュを買って食べ歩いたりしてまたもやパリジェンヌ気分…。
 
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 再びサンクレール寺院に戻り、今度は夜のパリを見た。街は意外と光が少なくて、もう暗かった。歌うたいは、まだ、歌を歌っていた。恋人たちも、まだ、彼の歌に耳を傾けながらパリの夜景に酔いしれていた。
  
 私もいつかまた誰かとパリに来ることがあったら、きっとまたサンクレール寺院の高台を訪れようと心に誓ったのでした。
 
  
●4日め支出(概算)
交通費 710円
電話代 1050円
クロワッサン+エスプレッソほか 450円
ランチプレート+シャルドネ 1300円
プラグ変換アダプター1150円
ジェラート 370円
クレームブリュレ+コーヒー 900円
宿泊費 3200円

合計 9130円


 

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