2009-2010 アモイ・上海

「世界ふれあい街歩き 厦門・コロンス島」再放送のお知らせ

NHKのすてきな旅番組「世界ふれあい街歩き」で、
「厦門・コロンス島」の回が再放送されます。
コロンス島が気になる方、ぜひぜひご覧ください! 

 

<放送予定>
BSハイビジョン
2010年10月10日(日) 午後1時〜
2010年10月15日(金) 午前8時15分〜

 

前の放送時には録画しそびれてしまったので、
今回はしっかり録画して保存版にするぞう。
 

 

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猫とピアノの楽園 コロンス島散歩【中国・アモイ】
 
 

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上海滞在記・4日め/上海に戻る

だらだらと続けてきた上海旅行記を
ちゃんと最後まで書き上げますよ!
(誰も待ってないかもしれないけど!)

 

さて、西塘(シータン)に来ていた私ですが
実は、着いたその瞬間からずっと気になっていたことがあった。
それは、「どうやって上海に戻るのか」ということである。

 

まあ、西塘にはバスに乗ってきたわけなので
帰りもバスに乗ればいいんですけれども、
時刻表をチェックしてくるのを忘れたから
1日に何本バスが走っているのかわからないし、
「西塘から上海へ行くには乗り換えが必要」という声も耳にした。
「乗り換え」って簡単に言うけどさ、
中国語ができない人には結構ハードル高いのよ。

 

そんなわけで、前日の夜インターネットにつなげたのをいいことに
「西塘→上海」の帰り方を検索。それによると、
「西塘から嘉善までバスで行き、バスか電車に乗り換えて上海へ」
というのが、多くの人が使うルートらしかった。
嘉善ってどこやねん…。

 

心配なときは早起きが吉、というわけで
8時過ぎには宿をチェックアウトして、西塘を出た。
一応、宿の人にも「上海に帰りたいんだけど」と伝えてみたところ
「西塘から直通バスに乗っていけ」という。
そうよね、やっぱり素直に直通バスに乗ればいいのよね。
「バスターミナルまでは、サンレンチューで行け」と
しきりに言われたのだけど、サンレンチューがわからない。
漢字で書いてもらったら、「三輪車」だった。
やー、そりゃそうだ…。

 

宿のお姉さんは、親切にも、その辺に止まっていた
顔見知りの三輪車のおじさんをつかまえて
おじさんに行き先まで伝えてくれた。
なんと安心なこと…!
これならボラれる心配もあるまい。
 
 

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頼もしいおっちゃんの背中
 

 
おっちゃんに乗せられて無事、バスターミナルに着き
5元を払った後、上海行きの切符を買った。
過去2回、三輪車でボラれている私には
ただ「騙されなかった」というだけで、
この時のおっちゃんが心底いい人のように思えた…。
 

 

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西塘バスターミナル

 

バスの発車時刻まで、1時間以上あったので
朝ご飯を食べることにした。
ブラブラしていたら、ちまきを売っている簡易食堂があったので
おそるおそる入ってみた。
 
 

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ちまきは、たれの味がよく染みてとってもおいしかった。
ペットボトルの水を切らしてしまったので、
店のおばあちゃんに「ミネラルウォーターが欲しい」と伝えたところ
ここには売っていないということだったので、諦めた。
ところが、おばあちゃんはわざわざ近所の売店まで行って
私のために水を買ってきてくれたのである。
うれしいよー。人の優しさが身に染みるよー。
たまたまご飯を買いに来ていた、
近所のおばちゃんとも挨拶を交わしたりして
すごく爽やかな、いい朝食になった。
 
 

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近所のおばちゃんと孫(たぶん)

 
 
バスに乗って、上海に戻った。
ドキドキの西塘旅行が終わって、都会に戻ってきた。
上海最後の1日は、何して過ごそうか。

 

まずは、上海名物の生煎(焼き小籠包)を食べに行った。
これを食わずして、上海の街を出られるか。
教えてもらった、南京東路の「小杨生煎」に行った。
フードコートの中にあって、わいわいがやがや
賑やかな中国人たちに交じって食べた。
おいしいんだけど、ちょっと油っこい。
 
 

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それから、オサレとうわさの新天地に行ってみた。
オサレなブランドがたくさん入ったファッションビルがあったり、
オサレなオープンカフェがあったりと、オサレ満載のエリアだった。
中国オリジナルと思われる、インディペンデント系のブランドなどもあって
「まあ、オサレ☆」と思ったりもしたんだけど、
薄手のシャツが3万くらいしてびっくりした…(単位は円です)。

 

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オサレな新天地

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新天地から一本入れば生活感満載!

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上海初の猫。大きくなれよ〜

 
 

新天地に行ったのにはもう一つわけがありまして、
その近くでやっている骨董市に行きたかったのです。
古びたグラスとか、折りたたみ式の定規とか
昔の上海の地図とか、心ゆさぶられるものがたくさんあったけど
さすが上海価格だね…。
たかが定規に200元も払えるかっつーの!
まあ、店の人も最初からふっかけてきてるので
こちらも希望の価格を伝えるわけなんですが、
「20元じゃなきゃ買わない」って言ったらびっくりされた。
だって定規だし…せいぜい20元でしょ。
 

 

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それで、せっかくだから何か1つくらい買おうと思って
1940年代の上海の地図を選んだ。
確か50元くらいにまけてもらったと思うんだけど、
よく見たら本物の当時の地図じゃなくてレプリカだし、
50元でもだいぶ高いなあ。
しかも、買った直後に他店で1920年代の地図を見つけた…。


夜はアモイで以前お世話になった女子学生さんと食事。
大学を卒業した今は、実家のある上海近郊で働いている。
待ち合わせ場所に行ったら、
彼女のお父さんも一緒に来ていたのでびっくらこいただよ。
「日本人女性作家」と話してみたいというので来たらしい。
ただのしがないライターで申し訳ない…。
小籠包を食べながらおしゃべりして、お別れした。
 

 

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次の日、飛行機が早いので早めに寝た。
翌朝6時前、フロントで寝ているスタッフをたたき起こして
ユースホステルをチェックアウトした。
リニアモーターカーに乗って、空港に行って、
上海を後にしました。おわり。



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上海滞在記・3日め/西塘に行く (3)

引き続き西塘。
宿で荷物を置いて少し休み、老街をぶらつくことにした。


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細い路地多数! 体のでかい人は通れないと思われる。

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古い建物が並んでいて風情が…というのは
前にも書いたけれど、なんだかんだ言って観光地である。
土産物屋と観光客の姿が目立つ。
それで、なんとなく人の少ない方へ歩みを進めていったら
静かで、素敵な景色も見られてよかったです。


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西塘は観光地だけあって、
夕飯を食べる場所には事欠かないのだけど
「注文が通じないかもしれない…」とか
「やっぱりお世話になってる宿で食べないと悪いかな…」とか
あれこれ考えてしまい、結局、
老街飯店に戻って「夕飯食ベタイ」と伝えた。
自分としては、よいことをした気分になっていたのだが
宿の人たちはトランプに夢中で、
私がよその店で食べようがどうでもよさそうだった。
 
 
メニューは当然、中国語のみで
しかも、なじみのない文字ばかりが並んでいて
何を頼んでよいのやら、さっぱり分からなかった。
結局、「野菜ガ食ベタイデス…」と伝えて
勧められた野菜餃子と、白いご飯と、冷えたビール。
野菜餃子はあんまりおいしくなかったけど、
まあ、とりあえず腹がふくれれば何でもよいです。
ビールはうまいし!
 
 

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水辺で餃子とビール!

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よい眺めだわい。


 

夕飯の後、また街へ出て、
夜の運河クルーズに乗ってみることにした。
この時も、「私、正規のチケット買わなかったから
クルーズに乗せてもらえないんじゃないのかな…」と
さんざん取り越し苦労をしてしまった。
あの悪いおっちゃんの野郎…!

 

クルーズは、それなりに面白かった。
でも、代償として蚊に10か所くらい刺された。
西塘の蚊は強力なのか知らないが、
後からやたらとかゆくなり、掻きまくってしまったので
今も私の足は汚いままである。夏なのに…。
 
 
西塘のような水郷の古鎮は、近年、中国人の若者たち、
特にカップルの旅行先として人気らしい。
夜には色とりどりのろうそくに願いを込めて水路に流すという
「灯ろう流し」が定番で、この日も、
水路のあちこちにろうそくの灯がゆらめいていた。
そして、そのうちのいくつかは
クルーズの小舟に乗り上げられて
あっという間に水の中へと沈んでいったね…。


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ろうそく屋さん。

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ろうそくを流すカップル。わあロマンチックー(棒読みで)

 
 

その後、メールチェックをする必要があったので
ネットが使えるカフェに行ったら、
思いのほか雰囲気がよかった。

 

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宿に戻ってみたら、なんと部屋でもネットにつなげるという。
えっ、どうやって!? と思って部屋に戻ると、
確かに、デスクトップ型のパソコンが置いてある。
でも、どう見ても古そうだし、でかいし、
「実家の兄ちゃんが昔使ってたパソコン」
てな感じがムンムンするのである。
でも、コードをあれこれつなげてみたら
本当に電源が入って、ちゃんとネットにつながった。

 

「部屋でネットにつなげた」っていう、
ただそれだけのことなんですけど
なんだかすごくびっくりしたのです!

 

ネットを見たり、テレビを見たり
ひとしきりダラダラした後、やることもなくなったので寝た。

 

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上海滞在記・3日め/西塘に行く (2)

バスに揺られること約2時間、西塘に着いた。
しかし、ここからがまたちょっとした冒険。
西塘には古い街並みの残る「老街」と呼ばれる区画があって
観光客が行くのはここなのだが、
バスの降り場からは少し距離があるのだ。
 

降り場付近には、マレーシアで見たような
三輪車がたくさん並んでいて(花飾りは付いてないけど)
次々に声をかけられた。
「老街まで3元でいいよ」と言ってくれたおじちゃんがいて
それなら高くないので、そのおじちゃんの三輪車に乗ることにした。

 

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それで、まあ、予想どおりというか何と言いますか
三輪車に乗ると、ほんとロクなことがない。
まず、少し進んだところでおじちゃんが
私に中国語で何かを勧めはじめた。
「中国語ワカリマセン」と言っても、しつこく勧めてくる。
何を言っているのか理解しようと努めたところ、どうやら

・老街の正面入口から中に入ると、入場料50元が必要
・オレが裏口から入れてやれば、たったの20元でOK

…ということを、言っているようである。
あやしい。実にあやしい。
 

あやしいし、そもそも相手の言っていることも
完ぺきに理解できているわけじゃないので、もう面倒くさくなり、
「いいから正面入口に向かってくれ」と頼むんだけども、
おっちゃんもしつこい。何度も繰り返し勧誘してくる。
最後はなんか、もういいか、という気になってしまって
おっちゃんの提案にOKしてしまった。

 

そんで、結論からいうと、
皆さんのご期待どおり、まんまと騙されましたね!
「入場料50元」というのは本当なんだけど、これを買えば、
老街内にある博物館などの施設にも無料で入れる。
逆に、入場料50元を払ってチケットを買っていなければ、
老街内の各施設に入ることはできない。
おっちゃんに連れられて裏口から入り、20元を払っても
「チケット」をもらえるわけではないので
その時になって「博物館に入りたかった」と思っても、時すでに遅し。
結局、50元払ってチケットを買わなきゃならない。たぶん。
 

まあ、私が西塘に着いたのは夕方ごろで、
どちらにしても博物館なんかは閉まる時間だったので、
チケットは必要なかった。
そういう意味では実害はなかった。

 

一方、老街に入る「裏口」というのは何か特別なルートで、
普通の人はそこから入場することができないから、
そのために私はおっちゃんに20元払うのだと思っていた。
でもね、見てたら全然!
誰でもしれっと普通に「裏口」から入ってたね!!
つまり私は、ただおっちゃんに、払う必要のない
20元の小遣いをやったに過ぎないのである。
フンガー!!!!

 

このおっちゃんは確信犯的に私を騙しているので
完全に「悪いおっちゃん」認定である。
でも、私がそのことに気づくのはまだ少し先の話で
この時はまだ、あやしいなあ…と思いながらも
おっちゃんに付いて、老街に入っていったのだった。
 

 

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これが「裏口」


 

さて、老街に入ると、ガイドブックで見たような
古い建物が並んでいてなかなか風情がある。
とりあえずすべきことは、宿探しである。
西塘は今や中国人の若者たちに人気の観光地で
宿もそこら中にあふれているので、部屋を見せてもらいながら
気に入ったところに決めようと思っていた。

 

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ところが、例の「悪いおっちゃん」がなかなか解放してくれない。
私に宿泊先を紹介する気らしく、すぐ目の前にあった宿に案内された。
2軒の宿で部屋を見せてもらって、どちらも悪くはなかったんだけど
おっちゃんのうさん臭さにうんざりしてきたところだったので
「部屋ハ自分デ探シマスカラ!」と言い放った。
おっちゃんは「オレが紹介すれば安くなるんだぞ」などと
ブツブツ言っていたが、
言葉が通じないんだよーんという顔をして無視した。
 
 

その後、悪いおっちゃんに解放されて
一人で始めた宿探しは、それなりに大変だった。
何度も書くけど、とにかく言葉が通じないからね!
それでも、最終的に「老街飯店」という宿が見つかった。
決め手は、案内してくれたお姉さんが親切そうだったこと。
知り合いもいないし、言葉は通じないし
悪いおっちゃんには騙されるしで、心が折れかけていたので
とにかく安心できる場所を確保したかったのです…。
 

水郷の街・西塘では、窓から運河を臨める部屋が人気。
私が決めた老街飯店の2階の部屋からは、
向かいの家の屋根がわらしか見えなかったけど
ベッドは天蓋付きでアンティークな雰囲気だし、
ちゃんとエアコンも付いていたので、満足だった。

 

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1階にはレストランも。

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レストランは運河に面してます。

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(つづく)


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上海滞在記・3日め/西塘に行く (1)

だらだらと続く上海滞在記。
2日めの続きです。
 

上海に着いて3日め。
ちょっと遅めに起きて、一泊分のお泊まりセットを持って、
ユースホステルを出た。
この日は、水郷の町・西塘(シータン)まで出掛けていって
そこで1泊しようという算段である。
「出掛けていって」と簡単に言ってはいるものの
西塘に行くには長距離バスに乗らなきゃいけないので、
中国語がろくにできない身としては、結構な大冒険なのだ。
 

まずは腹ごなしに、大好きな中国式ケバブ?を食べる。
何やら注文がうまく通じなかったらしく、
フカフカの生地に包まれたケバブじゃなくて
薄い生地でくるまれたラップが出てきちゃったけど気にしない!
ちょっと辛かったけど、やっぱりウマかったです。
これ、日本でも食べられたらいいのに。

 

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さて、西塘行きのバスに乗るには、
まず地下鉄に乗って「上海駅」に行かねばならない。
この「上海駅」というのはどうやら2つあるらしく、
「上海駅・南」の方に行くんだよ! いい? 「南」だからね!…と、
ユースホステルでできた友達にしつこく何度も言われていた。
 
 
で、「だいじょぶダイジョブ、間違えるわけないじゃーん」と
へらへらしていた私なのですが、ものの見事に間違えました。
「上海駅」という一つの駅が「南」と「北」に分かれているのかと
思っていたのですが、それはまったくの勘違いで、
「上海駅」と「上海南駅」とは、
そもそもまったく違う場所にあったのだった。
 

そんなこととはつゆ知らず、「上海駅」に着いてしまった私。
一応、「上海駅」にも長距離バス乗り場はあったのだけど
この後、いらぬ苦労をするはめに…。
 
 
それにしても、上海駅はでかい。
中国の地図やら建物やらは、日本とはスケール感が全然違って
「近いと思ったのに、いくら歩いてもたどり着かない!」
ってことがよくある。
 
 

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駅の近くに「長距離バスチケット売り場」と書かれた
小さな事務所を見つけたので、とりあえずそこに向かった。
ところが、窓口に表示された行き先一覧をいくら見ても、
「西塘」の文字がない。
 

見るからにオロオロしている私の元に、おばちゃんが近寄ってきた。
売り場の係員なのかもしれないが、よく分からない。
カタコトの中国語で「西塘に行きたい」と伝えてみると、なんと、
「西塘行きはここの売り場じゃ買えない」と言うではあーりませんか!
正しい売り場までの行き方を説明してくれるのだが、聞き取れない。
困った…。
 

「ワタシ、日本人ナノデ中国語ワカリマセン」と伝えると、
おばちゃんは親切にも事務所の外まで私を連れ出し、
「ほら、あそこの売り場で買えるわよ」と
目的地を指さして教えてくれた。
こんな風に、地元の人に親切にしてもらうのは
何よりうれしくて、身にしみる。
ありがとう、おばちゃん…。
 

 
でもさ、おばちゃん……。
 


売り場、遠すぎるよ……。
 

 
炎天下、灼熱の上海で
はるか遠くにそびえ立つチケット売り場(巨大)を指さされ、
もう笑うしかない私。
早足で20分くらい歩けば着く、かな、HAHAHA…!
 
 

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途中で見つけたオモシロ物件。壁に「大理石」と書いてあります。
 


息も絶え絶えになりつつ、ようやく着いたチケット売り場(巨大)で
何とか西塘行きのチケットを買うことができた。
でも、だいぶ時間がかかってしまったので
当初の予定より1時間遅い便に乗ることになった。
ま、仕方ない。
 

やや暗めの、地下の待合室でバスを待つ。
途中、土産物売りがやってきて、
最初は適当にあしらっていたのだけど
あまりにしつこいので、「こちとら外国人ですぜ」と
分からせるために、英語でビシッと断ってやった。
ちょっと、自分が感じの悪いアメリカ人みたいだと思った…。
 

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ようやくバスがやってきて、なんとか西塘に向かって
出発するところまではこぎ着けた。
運転が荒くて怖いのだけど、シートベルトがないので
眠ってすべてを忘れることにした。

(つづく)
 
 
 

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上海滞在記・ふしぎな縁

上海滞在記をのろのろと書き綴っていますが、
ちょっと書き忘れてしまったことがありました。
上海で、面白い出会いが2つあったのです。
 

1つは、ユースホステルの6人部屋で一緒になった
Moonという女の子との出会い。
彼女が香港出身…というところまでは、特に驚かなかったのですが
さらに聞くと、なんと香港周辺の小島
「長州」の出身だというではあーりませんか!

 

長州。
そう、5月に香港を旅したとき、
「饅頭祭り」を見に訪れた島です。
香港中心部に比べたら、だいぶマイナーな場所です。
ついこのあいだ訪れたばかりの、小さな島に住んでいる人と
上海のユースホステルで一緒になるなんて!

 

ユースホステルでは、こういう面白い出会いがたまにあります。
4年前、エディンバラに泊まったときには、
私がかつてシアトル留学時代に住んでいた
ワシントン州ベルビュー市出身のアメリカ人男子と出会いました。
しかも、彼の家でも私とまったく同じ留学プログラムの
日本人学生を受け入れたことがあるんだって。
「まさか"Bellevue"の名前を知っている人に会うとはねぇ!」と
彼も驚いていました。
 

それから、もう一つ上海でのふしぎな出会い。
1日目に外灘を歩いていたとき、こんなことがありました。

 

ある時は写真を撮ってあげている最中、相手に中国語で何か言われて「すみません、日本人なのでわからないんです」と答えたところ、「まあ、日本の方なの! 一緒に写真を撮りましょうよ!」と言われて、なぜか見ず知らずの人と写真に収まったりもした。なんなんだ。

 

…で、この時、一緒に写真におさまった中国人の方と
なんと、翌日の上海万博でバッタリ会ったんですよ!
万博会場ってね、ほんと、めちゃくちゃ広いんですよ。
東京ドーム70個分の敷地面積なんですよ。
 

なのに、夜、パレードを見ていたら偶然会った。
こりゃもう、何かの縁だね。
他生で親戚同士だったのかもしれない。

 

そういえば、愛知県出身のある知人は
フランスのニースのレストランで同郷の人と出会い、
共通の知人が何人もいて、地元の話で盛り上がったとか。
その時の話を、彼女は
 
「ここは熱海の居酒屋か!? と思った」
 
と振り返っておりました。
こういう変な出会いがあるのが、一人旅の楽しいところです。

 

 

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上海滞在記・2日め

上海1日めのつづきです。

 

中国人女子大生3人と一緒に、朝から上海万博に行った。
彼女たちはアモイの大学に通っていたんだけど、
ちょうど卒業したばかりで、卒業旅行で上海に来ていたのだ。
 

4人とも「とにかく行列に並びたくない」という意見が
一致していたのはありがたいことである。
朝早くから並んで予約券をもらわないといけない中国館とか、
4時間待ちが当たり前の日本館、韓国館などは最初からあきらめて
行列の少ない(=人気のない)パビリオン中心に回ることになった。 
 
 
私たちが並んだのは7号門というゲート。
ここは比較的空いていたようで、
8時45分ごろに並び始めて9時に開門、
9時15分には無事、敷地内に入ることができた。
 
 
最初に向かったのは、デンマーク館。15分ほどで入館できた。
デンマーク館のメインは、あの、
「世界三大ガッカリ」とも呼ばれる人魚姫像。
それではご覧ください。
 
 

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ぽつん。

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しょんぼり。

 
水辺にぽつんとたたずむ背中が何とも侘びしく、
中国の来場者たちにも「ガッカリ」の表情が浮かんでいた。
はるばるデンマークから中国までやってきて、
なお人々にガッカリされる人魚姫って…。
 
 
この後も私たち一行は、行列の少ないパビリオンばかりを巡った。
各パビリオンで記念スタンプを押してもらえるので、
そのための「スタンプパスポート」も買った。
中国の人たちは、記念写真を撮るのも大好きだけど
記念スタンプを押してもらうのも大好きなようで、
どんなにマイナーな国のパビリオンに行っても、
出口付近のスタンプコーナーには黒山の人だかりなのだった。
そういえば一時期、「全パビリオンのスタンプが押されたパスポート」が
高値で売りに出されて問題になってたもんな…。
 
 
4人で回ったパビリオンは、
デンマーク、スウェーデン、トルコ、ギリシャ、ウクライナ、
ブルガリア、ナイジェリア、レソト王国、アンゴラ、マダガスカル、
カメルーン、オーストリア、アルゼンチン

長い行列ばかりが話題になる上海万博ですが、
私たちは15〜20分、最大でも30分程度しか並ばなかった。
人気のないパビリオンを狙えば、結構回れますぜ。
 
 

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おしゃれなスウェーデン館。

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トルコ館のトルコアイス♪

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海宝(ハイバオ)と女子大生3人組。

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オーストリア館でのライブ演奏。

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アルゼンチンビールをがぶ飲み。


 

さて、午後2時ごろになって、
どうも女子大生3人組の様子がおかしい。
聞けば、「疲れた。暑い。もう帰りたい」とのことである。
私はまだもう少し万博を見て回りたかったので、
3人とはここでお別れすることにした。
オバハンなのに、普段運動していないのに、
旅行の時だけムダに体力のある私……。
 
 

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午後になると、会場のあちこちに死体が…。

 
前半はヨーロッパやアフリカを中心に回ったので、
一人になってからは、アジア・中東ゾーンへ移動。
最終的に、カンボジア、インドネシア、ウズベキスタン、
北朝鮮、イラン、モナコ公国、レバノンのパビリオン
を訪れた。
それと、「主題館(テーマ館)」という特設パビリオン。

  

この「主題館」の館内はやたらと近未来的だった。
うっかりしているとつまずきそうなほど真っ暗な館内に
淡い光が輝き、飛行機や新幹線といった
さまざまな乗り物のレプリカ(原寸大)が並ぶ。
奥の電光掲示板には、列車の行き先と発車時刻が表示されていて
なんだか銀河鉄道999のように、このまま列車に揺られて
遠い宇宙へ飛び立っていってしまいそうな…気になった。

 

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近未来的な主題館。

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日本館。変な形…。

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中国館も一応(外観だけ)。
 
 
そして、上海万博で一番
楽しみにしていたと言っても過言ではない、北朝鮮館!
うわさ通り、まったく並ばずにスムーズに入れました。
 
 

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館内は小さく、実にシンプルで、
メインは平壌の金日成広場を模した塔。
壁面には、何かの大会?の時の映像が延々流れている。
出口付近には、北朝鮮のおみやげ品コーナー! これはレア!
北朝鮮切手とか、金日成のスピーチDVDとか
色々あったんだけど、控えめにバッジだけ買ってみました。
北朝鮮バッグも気になったんだけど、これを持って歩いたら
何か政治的な主張がある人と思われそうだしな…。
 

 

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それにしても、万博会場は本当に本当に広い。
炎天下の中、ものすごい距離を歩き続けて
疲労はピークに達していたのだが、最後はいつの間にか
「自分の身体がいつまでこの疲労に耐えられるか」
というような一人ガマン大会状態になってしまい、
なかなか帰るタイミングを図れなかった。

 

日が暮れてきたので、ようやく帰る決心をして
ブルガリア料理の店で野菜のトマト煮込み的なものを食べ、
ブルガリア名物のローズアイスを舐めながら
地下鉄の駅まで歩き始めた。遠い…。
帰るだけでもひと苦労である。

 

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会場を出る前、偶然にもパレードに遭遇した。
ディズニーのエレクトリカルパレードを思わせるような…。

 

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そして、パレードの最後に登場したキャラクターが
なんだか「モリゾー」に似ているような気がしないでもないと思いつつ、
ようやく、長い長い万博の一日が終わったのでした。
宿に戻って、シャワーを浴びて、寝た。

 

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上海滞在記・1日め

アモイ4日めのつづきです。
 
 
 アモイを出て、上海に向かう日。朝早く起きて荷造りをし、四季花のテラスで皆さんと記念撮影をした後、お別れをした。飛行機は予定より30分ほど遅れてアモイを離れ、午後1時すぎに上海に着いた。ここからは一人旅モードである。
 
 
 空港を出たらまず地下鉄に乗って、人民広場という駅に向かった。この駅のそばのユースホステルを予約していたのだ。地下鉄はすごくきれいなんだけど、改札に入る前に毎回、荷物検査があるのが面倒くさい。しばらくして人民広場に着き、地上に出るとちょうど雨が上がったところみたいで、もわっとした蒸し暑い空気に包まれた。スーツケースを引いて、ホステルに向かう。荷物が重い…。
 
 

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上海の第一印象は「もわ〜ん」 

 

 無事にホステルについてチェックインをし、宿泊フロアに上がると…きれい! おしゃれ! 素敵! ここに泊まって上海に長期滞在するとか、ありかも…。

 

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階段がいきなりきれい

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カフェ。おっしゃれ〜

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部屋はこんな感じ

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シャワーもきれい

  

 このユースホステルは上海の中心部にあって、観光をするにはとても便利。早速、荷物を置いて外に出てみた。歩行者天国の買い物街「南京東路」に向かう。銀ブラみたいなものだな。
 

 

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 南京東路は、まあ、普通ににぎやかな通りで、万博グッズの専門店があったのでのぞいてみたりもした。外灘(租界時代の建物が多く残るエリア)に向かって歩いたが、遠かった。

 

 外灘に着くと、とにかくすごい人、人、人! 対岸の高層ビル群を背景に、写真を撮る人たちでいっぱい。景色を見ていると、何度も「写真撮ってもらえませんか?」と頼まれる。ある時は写真を撮ってあげている最中、相手に中国語で何か言われて「すみません、日本人なのでわからないんです」と答えたところ、「まあ、日本の方なの! 一緒に写真を撮りましょうよ!」と言われて、なぜか見ず知らずの人と写真に収まったりもした。なんなんだ。

 

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対岸の景色もやっぱり「もわ〜ん」

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人がいっぱい

 
  

 だいぶ疲れていたので、しばし景色を眺めた後、ベンチに腰掛けた。隣は若いカップルで、私が日本語のガイドブックを広げていたら、彼女の方が彼氏に「ねえねえ、日本の人かしら」と言っている風であったので、一応、目を合わせて「ニーハオ」とあいさつしてみた。すると彼氏の方がノってきてしまったらしく、中国語で私とあれこれ国際交流を図ろうとする。まあ私の中国語力なんてたかがしれたもんで、本当にところどころしか分からず、ほとんど会話にならない。それでも彼氏は、面白そうに、頑張って私に話しかけ続けるのである。

 

 一方、彼女の方はというと「ねえ、中国語わからないみたいだから、迷惑でしょ。そんなに話しかけるのやめなさいよ」とか何とか、彼氏に苦言を呈しているようなのである。一生懸命話しかける彼と、何とかして会話をやめさせようとする彼女。いつの間にやら私が板挟み状態である。一体どうしたらよいのやら…。

 

 困惑しつつも、最後は彼氏の方も彼女の意見にしたがってあまり話しかけてこなくなったので、私は「先に行きますね」と言って席を立った。ほっと一息である。

 

 南京東路に戻って歩く途中で、「今から豫園に行けるかもしれない」と思いついた。豫園とは上海の有名な庭園で、「ザ☆観光地」的なスポットなのだが、私がいつも使っている中国語の教科書にはやたらと「今週末、豫園に遊びに行きましょう」という会話文が出てくるので気になってしまい、せっかくだから行っておこうかと思ったのだ。
 
 
 大人力を駆使してタクシーに乗り、渋滞する市内を抜け、苦労して着いた豫園だったのだけれど、実はとっくに閉園してました。とほほ。ガイドブックを見て、夜まであいているものと勘違いしていたのだが、どうやらそれは周りの商店街だけだったみたい…。
 

 

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これは庭園の外にある建物

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商店街は夜までやってるのだが…

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ここもやっぱりすごい人


 

 汁たっぷりの特大小籠包(ストローで汁を吸う)を食べ、付近をぶらぶら歩き、また外灘に戻った。大通りから1本入ると、政府の通達などお構いなしのパジャマ姿で歩いているおっちゃんとか、パジャマの下からショッキングピンクのパンティーが透けてしまっているねえちゃんとか、惜しげもなくご開チンしてしまっている5歳くらいの男子などを見かけた。男子ってなぜ、ああも見せたがるのですかね…。
 
 
 それにしても、かなりの距離を歩いている。足の裏が痛いよう。でもせっかくなのでライトアップされた外灘の写真を撮って、それからユースホステル方面に戻った。

 

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食べやすいんだか食べにくいんだか

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雲が晴れて対岸もきれい

 
 

 夕飯は、ホステルの近くの雲南南路というところが美食街として知られているらしいので、そこへ向かった。一人でも入りやすそうな新彊料理の店に入り、一人でも食べられそうな麺類を頼む。それにしても写真付きのメニューを見ると、スープがかなり赤い。店員は「辛くないよ」と言っていたけど、こんなに真っ赤なスープが辛くないなんてあり得るのか…上海1日目の夕飯が辛くて食べられないなんて、それでいいのか…。モンモンと悩むこと15分、ようやく運ばれてきたその料理は、意外にもおいしかった! そして辛くなかった。スープの色は、トマトの赤みだったのである。なるほどな。
 

 

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トマトベースのスープに入ったすいとんのような感じ

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ムダに近未来的な高速道路… 

 

 ホステルでは、香港出身のMoonという女子と、台湾出身のDerekという男子と友達になった(2人とも英語名)。この日は中国時間の午後10時から日本×パラグアイ戦があったのだが、ホステル内にあるカフェのビッグスクリーンで試合が放映されていた。アジア勢で残っているのが日本だけだったので、香港人と台湾人も日本を応援していて、3人で観戦した。負けたときは、特にサッカーファンではない私もショックでありましたよ。

 

 翌日の上海万博に備えて2人と情報交換などしつつ、部屋に戻って寝た。ちなみに私はホステルに泊まるとき、今のところ必ず「女子部屋」を指定してます。着替えのときに気を遣うのが面倒くさいとか、男子はくさいとかいろいろ理由はあるのですが、女子部屋を選ぶ人には騒がしくない、きちんとした女子が多いので、それが一番うれしい点かもしれない。だから6人部屋でも、問題なく寝られるのです。

 

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アモイ滞在記・4日め(6/27)

 この日は朝、6時前に起きた。空港に迎えにきてくれたYちゃんの、大学の卒業式が午前中にあって、それに参列することになっていたのである。眠い目をこすりながら待ち合わせ場所に向かう途中、海ぞいの遊歩道で太極拳やバドミントンにいそしんでいる中国人の皆さんを目にしてうれしくなった。まだ朝7時ごろの話である。中国の人は本当にみんな元気!

 

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 20分ほど高速船に揺られ、コロンス島とはまた別の漳州という地域へ向かう。そこからさらにバスに乗り、キャンパスに着いた。とても広くて美しい大学で、中国版『花より男子』の撮影にも使われた場所である。
 
 
 卒業式は、一番前の列で参観した。学部長?のおじちゃんがとても話の面白そうな方で、中国語でのあいさつが聞き取れないのが悔やまれた。式の途中、なんども「スエスースエウィー」という単語が出てくるので何だろう、と考えていて、「学士学位(xue si xue wei)」のことだと気づいた。中国南部の方言で、ちょっとなまっていたのだ。その「学士学位」授与式が始まり、学生たちが順番に壇上に上がる。女の子たちは、結構かわいい子が多い。
 
 

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壇上のわが子を撮ろうと最前列に集う撮影隊の皆さま
 
 
 それにしても、シンガポールでのイスラムの結婚式乱入に続き、ここでも中国の大学の卒業式にまぎれてしまった私。実は、前回、取材で訪れた時には中国人の結婚披露宴にもまじってしまった。海外でことごとく、他人の式典に参列する謎の女…。
 
 
 授与式の後は、外へ出てみんなで記念撮影タイム。さらにその後の食事会(謝恩会?)にも図々しく顔を出し、学生さんたちと一緒にご飯を食べた。あまりおいしくないね、ということで、学生さんたちと意見の一致をみる。
 
 

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欧米式に帽子を投げる

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謝恩会。料理は微妙

 

 午後に用事があったので謝恩会を先に中座し、再びアモイ市内へ。取材に協力してくれたWちゃんに会って、本を渡す。不加糖珈琲(カフェ)に向かい、ここでもオーナーに本を渡した。さらに、アモイ市内の何軒かのお店に本を送りたかったので、郵便局での発送手続き(中国は結構めんどくさい)を手伝ってもらった。

 

 コロンス島に戻り、新四海(レストラン)のオーナー任さん、babycat(カフェ)のオーナーさんにもお会いして本を渡す。任さんには取材時にもお会いしたけど、同い年くらいで、いつも気さくに話してくれるので面白い。

 

 babycatのオーナーさんは前回は会えず、今回、ようやくお会いできたので大変うれしい。いつもは知人を介さないと取材を受けないらしいんだけど、私はツイッターを通じてbabycatと直接のやりとりができるようになっていて、お友達になれたのだ。ツイッターありがたや。それにしても、2人ともた〜っぷりお土産をくれて、いったいどうやって持ち帰ったらよいのやら…。

 

 夜は宿に戻って、四季花の皆さんと食事。それから、去年の5月に初めてアモイを訪れた時に友達になった黄くんが遊びにきてくれた。私が少し中国語を喋れるようになっていたので、びっくりしていた。えっへん。

 
 

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アモイ滞在記・3日め(6/26)

 この日も遅めに起きて、四季花の人たちと一緒に昼ごはんを食べた。

 

 その後、再びコロンス島の店めぐり。PIER BAR(バー)ではオーナーが不在だったので、電話してもらって別の日にアポイントを取ることに。NAYA(旅館)では、顔なじみの黄おばちゃんと久しぶりの再会を果たした。会うのはこれで3回目なので、すっかりお友達のようになっていて、本を渡したらとても喜んでくれた。リクエストを受けて扉ページにサインをした。しばらくお喋りした後、「お礼にミルクティーをごちそうしてあげる」といって、张三疯に連れて行ってくれた。

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 黄おばちゃんとお別れした後、寿記亀糕店(餅菓子店)のおばちゃんに掲載ページを渡しに行く。おばちゃんは喜んでくれて、次に訪れたお客さんのグループに早速「日本の作家に取材されて、本に載ってるのよ、ほら!」と見せびらかしていた。

 

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 その後、アモイ市内へ出て、制作に協力してくださった航空会社の方に本を渡す。奇しくも同じ大学の大先輩である。いつも高級ホテルのロビーで待ち合わせるのだが、その方はTシャツにハーフパンツとサンダル、私も裸足でサンダルという適当な格好である。中国は気楽でよい。
 

 1時間ほどお話した後、現地の友人で台湾出身のTravis(誌面にも登場)が車で迎えに来てくれた。近くのカフェでお茶を飲みつつ、彼にも本を渡す。彼は一昨年結婚して、購入したマンションがそろそろ完成間近なのだが、内装を担当する作業員たちの仕事が雑で、全部やり直すことになったのだとこぼしていた。

 

 夜には、取材時に通訳として私に同行してくれたガイドさんや学生の皆さんを含め、10名で食事。ご存知の方も多いと思うが、中国では食事で割り勘をすることはあまりなく、基本的に「誰かのおごり」である。今回は当然、主催者である私のおごりだよなと覚悟していたのだが、何せ人数が多いので内心、戦々恐々としていた。念のため、それほど高くない、自分ひとりでも払えそうな店を選んでおいた。

 

 学生さんたちは皆、完成した本を見て大変喜んでくれた。卒業後の進路は大学院に進む子、現地企業で日本語を使った仕事に就く子、日本に留学する子、とさまざまである。みんなで一緒に集まれるのは、おそらくこれが最後だろう。

 

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 さて、楽しい食事の時間が過ぎてお会計の段になったが、やはり私のおごりということで、一同の間に暗黙の了解ができているようであった。日本でなら、こういった場合でも一応、お金を出すそぶりをしたり「今日のお会計はいいんですか…?」などと尋ねたりするものだが、そういったことは一切ない。中国のおごり文化、おそるべし! ちなみにみんな、料理やお酒も遠慮なくバンバン頼んでいたよ!

 

 …といっても、実は、10人分のお会計で5500円くらい。日本人の方がひとり、気を使って少しお金を出してくださったので、実際に私が払ったのは4000円強である。日本での1回分の飲み代で、みんなでおいしく飲み食いできたと思うと安いものである。

 

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また白猫がきた
 

 

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