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2010年5月

香港2日め・前半

 2日目。まずは腹ごしらえをということで(やっぱり食べてばっかり)、ホテル近くの「海皇粥店」で粥を食べることにした。香港で人気の粥チェーン店のようで、店内は地元感満載。相席のお客さんたちも結構いらっしゃる模様。私も夫も「海龍皇餐」という粥を頼むことにした。エビやらイカやら肉団子やら、とにかくありとあらゆるトッピングが載った「全部のせ」である。味もなかなかおいしかったですよ。
 

 夫は、コーヒーとミルクティーを混ぜた飲み物も注文していた。これ、香港名物の飲み物らしいですが、発想が不思議ですね。なぜ混ぜるのかその2つを(でもおいしかった)。

 

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 次。ワンチャイ駅付近に、地元っ子に人気のエッグタルト店があるというので探しに行く(また食べ物)。ようやく見つけたエッグタルト店は、本当に人気のようで行列ができていた。
 
 

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 おとなしく最後尾に並ぶも、しばらくして気づいてしまった。これは、イートイン用の行列だということに! テイクアウトは並ばずに買えました。ふひー。で、ここのエッグタルトは決してまずくはないけれど、アツアツではなかったので「普通」な感じ。きっと焼きたてだったらおいしかったんじゃないかな。エッグタルトはアツアツに限る、ということで同行者と意見の一致を見る。
 
 
 さて、乗りたくてワクワクしていたトラムにいよいよ挑戦ですよ。迷わず2階席へ。トラムはかなり小さくて、そこに人がどんどん乗ってくるのでぎゅう詰めなんだけど、窓から香港のビルが流れていく様子を見るのは面白い。車内に入ってくる風も気持ちいい! しばらくすると、前から2番目の席が空いたのでそちらに移動。バスの先頭はうれしいな。
 
 

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 上環駅で降りて、キャットストリートへ。すっかり観光客向けのスポットになってしまってはいるものの、一応、アンティーク雑貨の店が並ぶエリアである。毛沢東がうれしそうに手を振っている謎の懐中時計があったので、購入。70元のところ65元にまけてもらった。ほかの店で値段交渉をしたときも65元までしかまけてくれないようだったので、どうやら相場が決まっている模様。
 
 

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 近くのお寺、文武廟へ。その名の通り、文武をつかさどる神様らしい。高層ビルの谷間にひょっこり建っているのでびっくりします。

 

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 中に入ると、でっかい蚊取り線香のようなものが天井を埋め尽くしている。ガイドブックによると、線香の中央に願い事を書いた紙をぶら下げておいて、この紙が全部燃えたら願い事がかなうとか。見た目はなかなか壮観なんだけど、実際、線香は頭の上で燃えているわけで、ふいに灰が落ちてきたりするので油断ならない。やけどした人とかいないんだろうか。
 
 

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 見学を終え、ハリウッドロードを歩いて中環へ向かった。
 
 
 

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小沢健二 ひふみよ 5/24中野サンプラザ

小沢健二のライブ(5/24中野サンプラザ)に行ってきた。

 

開場前、非常灯も消されて場内は文字どおりの真っ暗闇になった。真っ暗闇の中、BGMの音量が少しずつ大きくなる。そして、「と〜う〜きょ〜う〜!」と呼びかける低い声。小沢健二だ。
 

すぐさま『流星ビバップ』のイントロ。舞台は変わらず、真っ暗闇のまま。途中まで歌ったところで、ステージ中央の彼にだけ照明が当てられ、朗読が始まった。

 

2003年夏、ニューヨークに大停電が起こった時の様子を描いた短編。混乱の中、人々は家に帰れず困っている他人のために料理を作り、普段は蔑まれる存在のホームレスたちは街の情報を人々に伝えて大活躍する。テレビがつかないので、人々はラジオを聞き始める。暗闇の中、ラジオから流れる大衆音楽。暗闇の中、見知らぬ人々が席をともにし、音楽を共有する。

 

「暗闇の中で音楽を聴いた体験は、絶対に忘れない。」

 

その言葉の後、ライトが消え再び場内は闇に包まれて、『流星ビバップ』の続きが流れた。会場からは、たくさんのすすり泣く声が聞こえた。私もだらしなく泣いた。

 

『LIFE』収録曲を中心に、たくさんの曲を演奏してくれた。『天使たちのシーン』もやった。『ある光』も、少しだけ歌ってくれた。『カローラIIにのって』のときは背景にベトナムの街並みのような映像が流れて、曲もインド風のような、アラビア風のようなアレンジだった。
 
 
信じられないことに、小沢健二はすぐ目の前、10メートル先くらいの距離にいた。新曲をやっているときにふと、「ここからモノを投げたらオザケンに当たっちゃうんだ…」ということに気づいた。そしたら急に、もし今ここで自分の気が狂って、ポケットの中のiPhoneをオザケンに向かって投げつけてしまってライブが中断されて屈強な男たち(ガードマン)に連れ去られたらどうしよう、という恐ろしい妄想が頭をよぎった。そんなこと考える余裕あったのか。
 
 
小沢健二の歌声を一度も生で聞いたことがなかった私にしてみれば、彼はなんだか雲の上の存在のような、伝説の人のような存在だったんだけれど、実際にそのステージを目の当たりにしたら、彼が普段、見ている世界の空気を少しだけ感じられるような気がした。13年ものあいだ沈黙を守りながらも、彼は音楽を愛し続けていたんだと思った。そして、彼はありとあらゆる国や宗教の、ありとあらゆる「生」を肯定しているのだと実感した。 
 

アンコールの間奏の時だったか、彼は客席右側の方を指さして、誰かに合図を送るようなポーズをとっていた。その先に誰がいるのかその時はわからなかったんだけど、最後、ステージを降りるとき、涙ぐみながら彼が言った。

 

「泣いちゃうから言いたくなかったんだけど……岡崎京子が来てます」

 

客席からは「ええっ!?」という悲鳴にも似た声が上がって、直後、拍手が起こった。聞いた話によれば、岡崎さんはボーダーシャツにベレー帽といういでたちで、紹介を受けたとき、手足をバタバタさせてうれしそうにしていたという。

 

こんなすてきな瞬間に、本当に偶然にも居合わせることができたのは奇跡としか言いようがない。チケットを譲ってくれた方、ありがとう。オザケンありがとう。

 
 
 

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香港1日め・後半

 香港国際空港からは、まずエアポート・エクスプレスで香港駅に向かった。速い速い。20分強であっという間に到着し、そこからMTR(地下鉄)に乗り換えてワンチャイ駅へ移動した。地下鉄も駅も、とてもきれいだった。
 

 今回、最初に泊まるのはワンチャイ駅近くのメトロパーク・ホテル。リニューアルしたというだけあって、とてもきれいだった。部屋は16階。窓からは、年季の入った小汚い(としか言いようのない)アパートが正面に見える。どの部屋にもベランダはなく、高層階なのに窓から直接物干しざおをつるして洗濯物を干している。アジアに来た!という感じがする。
 
 

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 部屋で少し休憩する間に、iPhoneの充電でもしようと思った。香港と日本はコンセントの形も電圧も違うが、変圧器が備え付けてあったので「まあ、気が利くわねぇ」とありがたく使わせていただくことにした。いざ、変圧器に充電アダプターをさして、コンセントに差し込むと……。バシッ!!
 

 目の前で火花が散った。あたりには、何かが焼けたようなにおいがただよっていた。変圧器も充電アダプターも、黒く焦げている。何より、部屋の電気がすべて消えてしまった。
 

 どうやら私は、何かとんでもないことをしでかしてしまったらしい……。
 

 変圧器にアダプターを差し込むときに向きを間違え、電気がショートしてしまったものと思われた。部屋の電気が消えてしまった以上、ホテルのスタッフを呼ばないわけにいくまい。睡眠不足と移動で疲れているので、このうえなく面倒くさい……。うだうだしていたら、業を煮やしたピロシがフロントに電話してくれた。例によってビビってはいたが、一念発起してくれたようである。
 

 やってきたエンジニアの兄ちゃんが天井裏の電気設備をカチャカチャいじると、無事、部屋に電気が戻った。私は備え付けの変圧器をぶっ壊してしまったわけだが、それについては触れないでおいた。そもそも、間違えたら火花が散るようなモノを注意書きもなしに置いておくなんて、危ないじゃないか!(逆ギレ)
 

 この騒動で目が覚めてしまったので、そのまま外に出かけることにした。
 
 

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 ホテル近くの雑貨店で、いきなり好みの水筒を発見。実は香港に行くほんの数日前に、これとまったく同じ水筒を吉祥寺の雑貨店で見つけて、買おうかどうしようか迷っていたのだ。その時は買わなかったのだが、値段を見ると29HKドル(400円弱)と安い。「これ、吉祥寺で800円だったのに400円で売ってるよ! 買わなきゃ損だよ!」と、ウン万円も払ってやって来た香港で低レベルな勧誘をする私。結局、水筒は2つ買って、旅行中にそれぞれ水を入れて持ち歩いた。
 

 ワンチャイ駅の周りには、生活臭あふれる出店が並ぶエリアがあって、なかなか楽しめた。魚屋では、カゴの中ででっかいタコがにょろにょろと動いている!
 
 

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 2人ともお腹がすいていたので、道ばたの店でさっそく名物のエッグタルトを食べた。まあまあおいしかった。夕飯には飲茶を食べようということになり(食べてばっかり)、日本人観光客の間でも有名な倫敦大酒店に行くことにした。とりあえず基本をおさえておこうというスタンスである。
 

 倫敦大酒店の飲茶は、おいしかった。飲茶のほかに、エビをただ塩ゆでにしただけの料理もうまかった。しかし、後日訪れることになる飲茶店はさらにレベルが高かったので、旅を終えた今、倫敦大酒店を評するならば「まあまあ」といったところである。
 
 

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 夕食後、女人街のナイトマーケットを見物した。衣料品や土産物、雑貨などの屋台がずらりと並ぶマーケットだが、中でも目立ったのがiPhone用カバーである。いくつもの店で、日本では見かけないようなオリジナル(というか、勝手に作っているというか)なiPhoneカバーが売られていて、香港でのiPhone人気は相当なものなのではないかと思われた。中にはド○えもんなどのキャラクターをあしらったデザインや、Ap○leとロゴの入ったものもあって、かなり怪しげである。
 

 iPhoneカバーには特に興味がなかった私だが、その中でひとつだけ、目にとまったものが!
 
 

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 中国を思わせるデザインで、パチモンくささ満載である。迷わず買うことに決めた。ピロシもこのカバーを気に入ったようで、旅行中ずっと「iPhoneカバーいいな〜」うらやましがっていた。彼はiPhoneではなくiPod nanoを持っているのだが、nano用カバーを売っている店はほとんどなかったのである。
 
 

 1日目はだいたいこんなところで、宿に戻って、寝た。
 
 
 
 
 

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香港1日め・前半

 5泊6日、香港・マカオの旅に行ってきた。海外はだいたいいつも一人旅だが、今回は珍しく夫と一緒である(新婚旅行以来2年ぶり)。
 

 実は、航空券はすでに2月下旬に予約していた。その時はあれやこれやと仕事を抱えていて大わらわで、でもあと3か月もすれば仕事から解放されているはず! ……と、自分的にベストなタイミングで予約したつもりだったのだが、結局、ふたを開けてみればまた別の仕事をあれやこれやと抱えて大わらわになっていて、出発前日の夜中12時を過ぎても仕事が終わらないどころか荷造りするヒマさえなかった。とりあえずきりのいいところまで作業を終わらせて、午前5時の集荷に間に合うように宅急便を出して、荷造りをしてシャワーを浴びて、6時半には家を出て……と、出発までのタイムスケジュールを考えるにつけ、焦りばかりがつのった。
 

 そんなふうに、気持ちにまったく余裕がない中で夫・ピロシがこう言い放ったのである。

 

 「おれ、銀行の口座に残り3000円しかないんだけど、家の口座から金を貸してくれないかな……?」
 

 ここで私が激怒してはならない理由がいったいどこにあろうか(いや、ない)。だいたい、ヤツは「手持ちが3000円しかない」ではなく、「銀行の残高が3000円しかない」と言っているのだ。ゼロが1つどころか、3つぐらい足りない気がする。やっぱり私は貧乏くじをひいてしまったのだろうか。いろいろな思いが去来する。
 

 そんなわけで仕事で追い詰められていたこと、朝まで一睡もできなかったこと、出がけに金のことで大げんかしたことが重なって、2人とも成田に着くまで無言のままだった。楽しいはずの旅行がなぜこんなことに……。
 

 でもまあ、いざ飛行機が離陸したら何となくいろんなことがうやむやになって、暗黙のうちに休戦協定がかわされた。ようやく海外旅行ムードが盛り上がってまいりましたよ。
 

 ところで、ご存知ない方のために簡単に説明しますと、ピロシは大変なビビリなんである。日本にいる時でさえ、レストランの店員さんに何か尋ねたり、知らない場所に出かけて行ったりすることに相当な勇気を要する。いわんや海外においてをや。新婚旅行で台湾に行ったときには、ちょっと買い物をしたり、バスに乗ったりするだけでもいちいちビビっているので大変であった。しかし去年は社員旅行でマレーシアにも行ったようだし、少しは免疫がついているかもしれない。
 

 ……と、多少期待していたのだが、行きの飛行機(ANA)の中からすでに生来のビビリっぷりを発揮していたので、だめだこりゃ(by 勝間和代)と思った。だって機内食を食べながら、私の食べ方を何度もチラチラ見るんですよ。機内食に食べ方の決まりとかないから、落ち着いて食え!
 

 やがて、機内食に並んだいくつかの皿のうち、ひとつの小さな皿に目がとまったピロシ。皿を持ち上げて顔を近づけ、右から、左から、まじまじと見つめる。そしてこう言った。
 
 
 「こっ、これは……ソバや! ソバやで!」
 

 いいなあ、こいつはソバくらいで感動できて……と、ちょっとうらやましく思った。
 
 
 機内食を食べた後は2人とも爆睡してしまい、いつの間にか香港に着いていた。入国審査の前に、空港内のトイレに立ち寄った。トイレを出て、通路で私を待っていたピロシに近づくと、何やら小声でぶつぶつ言っている。

 

 「サイトスィーイング……」

 

 どうやら入国審査の練習に余念がないようであった。
 
 

 

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中国語で気まずかったこと

[その1]

文法についての説明を受けていて、
先生に「この点は、英語の方が簡単ですね」と言われ
「英語」という言葉に反応してついうっかり

「イエス」

と答えてしまったこと。
(そこは「はい」でいいのだよ…)

 
 

[その2]

前回のレッスンの最後に、先生がひとこと。

 

先「じゃあ、次回までの宿題を出します。
  偷菜(=野菜を盗む)って何だか知ってますか?
  これを調べてきてくださいね」

私「偷菜ですか? え〜、なんだろう。
  じゃあ、調べてきます」

先「これは、最近中国で流行っているゲームなんですよ。
  日本でも流行っています」

私「あ、サンシャイン牧場?」

先「……正解」

 

先生、当てちゃってごめんなさい。

 


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