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トルコ03 火事場の○○力

 「夜のイスタンブールは怖い」と思い込んでいるから、別に何もなくても、とにかく怖い。空港からメトロに乗って、ゼイティンブルヌという、舌を噛みそうな名前の駅でトラム(路面電車)に乗り換えた。

 

 夜に乗り換えを間違えて見当違いの場所についてしまったらえらいことなので、改札を通ったり、電車に乗ったりする度に、周りの人に「スルタンアフメット(に行くよね)?」「スルタンアフメット(でいいんだよね)?」と、聞いて確認した。みんな、例外なく親切に教えてくれた。

 

 トラムの中は、ものすごく静かだった。わたしは日ごろ、日本の電車内って海外に比べて静かだよなあと思っていたんだけど、それをしのぐ静かさだった。よけいに緊張した。
 

 ガイドブックなどには「電車の中で、日本語や英語で話しかけてくる人がいたら要注意」と書かれていた。スーツケースを持っているので、旅行者であることは隠しようがない。360°アンテナをビンビンに張って警戒していたのだけど、怪しい人は誰も寄ってこなかった。ちょっと拍子抜けした。

 

 滞りなく、スルタンアフメット駅に着いた。ここは有名なモスクが集まる一大観光エリアであり、外国人向けの宿が密集している地区でもある。事前に調べたところ、駅から宿への道は、少し入り組んでいるようだった。電車を降りる前に、もう一度地図を確認しておこう。ええと、地図、地図……。

 

 !!!

 

 宿までの地図、忘れた! ごーん……。

 

 幸いなことに、宿から受け取った予約確認メールはiPhoneで見ることができたので、文字で書かれた道順を読む。なになに、「駅から坂を下りたら、インフォメーションセンターで右手に曲がって公園内を直進。モスクとその前のベンチを通りすぎて、ブルーホテルで右に曲がったら最初の角を左に曲がり、次の角を……」

 

 こんなもん覚えられるか、ヴォケ! と、思わずiPhoneを床にたたきつけそうになったが、気合いで道順を頭にたたき込んだ。電車を下りたら、夜の観光エリアを女一人で歩かねばならない。道に迷ってウロウロしてたら、変な人が寄ってくるかもしれない。だから宿までの道順を完ぺきに記憶して、一目散に歩くんだ!!

 

 そしたら、一度も迷わずに、地図も見ずに、頭の中で覚えた道順をたどって一発で宿についた。人間、その気になればなんでもできますな。
 

 予約しておいた女性6人部屋にチェックイン。着いたのが遅かったので、シャワーを浴びて戻ってきたら、もうみんな寝る体勢に入っていた。わたしも素直に寝た。

 
 
 

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