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トルコ14 トイレの爺様

●4日目/イスタンブール

ハマムに向かう途中、本当は小さなモスクに寄るつもりでいた。
ドミトリーで同室の女性に勧められ、
「坂を下っていけばすぐ着くわよ」と言われて来たのだが
気付けば日本で言う「国道」のような、
車がビュンビュン走る道路に出てしまって
どう見てもここにモスクはなさそうだな…という予感で胸がキュンキュンした。
 

とりあえず目指す方角に進むも、基本的に車が通る道なので
歩いている人がほとんど見あたらない。
明るい昼間といえども、さすがに不安な気持ちに…。

 

そうしたら、ガソリンスタンドの脇を通ったときに
久しぶりの通行人を発見!(ダーツの旅)
その人はお爺さんで、私は「怪しい者ではないんですよ」と
アピールしたくて、うすら笑いを浮かべながら
「メルハバ(こんにちは)」と言ってみた。

 

すると爺さん、手招きして「こっちへ来い」と言う。
なんだなんだ、と思って見てみると、そこは公衆トイレだった。
この爺さんは、トイレの管理人さんだったのだ。
(※トルコの公衆トイレには管理人がいて、
利用者はトイレ使用料を払うしくみになっている)
 

おお、トイレ!
確かに今、私はトイレに行きたいよ!
グッドタイミングに、私は喜々としてトイレに向かった。
 
 
爺さんにトイレ使用料を支払うと、かわりに紙をくれた。
その紙は、ファミレスで家族が使った後の席に残っているような
硬くてうすよごれた紙ナプキンであった…。

 

気を取り直して女子トイレのドアを開けたら、まあびっくり!
中は真っ暗で、電気もつかず、足元を照らすのは
妖しげに揺らめく1本のろうそくの光のみだったのである…!
何コレ、肝試しかなんかですか?

 

Th_img_6630


 

尿意には勝てず、おそるおそる個室へ向かうと
見慣れた洋式便器の上にもやはり、1本のろうそくが立っていた。
私は意を決して便座に腰かけ、
揺らめく光の中、おごそかな気分で用を足したのだった…。


Th_img_6632


 

 

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