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2011年1月

トルコ14 トイレの爺様

●4日目/イスタンブール

ハマムに向かう途中、本当は小さなモスクに寄るつもりでいた。
ドミトリーで同室の女性に勧められ、
「坂を下っていけばすぐ着くわよ」と言われて来たのだが
気付けば日本で言う「国道」のような、
車がビュンビュン走る道路に出てしまって
どう見てもここにモスクはなさそうだな…という予感で胸がキュンキュンした。
 

とりあえず目指す方角に進むも、基本的に車が通る道なので
歩いている人がほとんど見あたらない。
明るい昼間といえども、さすがに不安な気持ちに…。

 

そうしたら、ガソリンスタンドの脇を通ったときに
久しぶりの通行人を発見!(ダーツの旅)
その人はお爺さんで、私は「怪しい者ではないんですよ」と
アピールしたくて、うすら笑いを浮かべながら
「メルハバ(こんにちは)」と言ってみた。

 

すると爺さん、手招きして「こっちへ来い」と言う。
なんだなんだ、と思って見てみると、そこは公衆トイレだった。
この爺さんは、トイレの管理人さんだったのだ。
(※トルコの公衆トイレには管理人がいて、
利用者はトイレ使用料を払うしくみになっている)
 

おお、トイレ!
確かに今、私はトイレに行きたいよ!
グッドタイミングに、私は喜々としてトイレに向かった。
 
 
爺さんにトイレ使用料を支払うと、かわりに紙をくれた。
その紙は、ファミレスで家族が使った後の席に残っているような
硬くてうすよごれた紙ナプキンであった…。

 

気を取り直して女子トイレのドアを開けたら、まあびっくり!
中は真っ暗で、電気もつかず、足元を照らすのは
妖しげに揺らめく1本のろうそくの光のみだったのである…!
何コレ、肝試しかなんかですか?

 

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尿意には勝てず、おそるおそる個室へ向かうと
見慣れた洋式便器の上にもやはり、1本のろうそくが立っていた。
私は意を決して便座に腰かけ、
揺らめく光の中、おごそかな気分で用を足したのだった…。


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草津よいとこ〜

少し前に、夫と草津に行ってきた。
もともとこの温泉旅行は、
大学時代の女友達2人と一緒に行く予定だったのだが
そのうちの一人がやんごとなき事情でどうしても行けなくなってしまい、
彼女の分は直前にキャンセルすることになった。
そんなこんなで、夫を誘って2人で行くことになったのである。
 

私 「温泉行きます?」
夫 「温泉? どこ?」
私 「草津だけど」
夫 「草津! 行きたい! おれ、温泉の中でも草津が一番好きやねん」
私 (…え? こいつ引きこもりのくせにそんなに温泉経験が豊富だったっけ?)
夫 「ツムラの入浴剤シリーズの中で、『草津』が一番好きやってん!」
私 「…………」

 

ともあれ、草津に行った日はとてもいい天気で、
道には雪が残っていて、すがすがしい寒さだった。
昔、加藤あいが盗撮されたという露天風呂にも入ったが
野趣あふれる「野天風呂」という感じで、気分がよかった。

 

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ねこもいました


 

泊まった宿は、思っていたより豪華で
というか実際、宿ランク的にはそれほど豪華じゃないんだろうけど
これまであまりいい宿に泊まった経験がないもので、
仲居さんやスタッフの皆さんの心づくしのおもてなしにいちいち感激した。
出かけるときもわざわざ扉を開けて、深々とおじぎをしてくれたりして
頼むから私らみたいなもんにそんなに優しくしないでくだせぇ…と思ったりした。

 

部屋でいただいた懐石料理も本当においしくて、
心底、草津に来てよかった! 草津よいとこ! と思った。
結局、食べものがおいしいかどうかが
旅のよしあしを大きく左右しますよね。

 

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ところで、翌日、あの草津名物の
「草津よいとこ 一度はおいで〜♪」
という歌と湯もみを見に行ったんですよ。
湯もみっていうのは、歌いながらリズムに合わせて
温泉の湯をかきまぜて、湯温を下げるっていうものらしい。

 

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そんでね、最初に踊り子さんたちが湯もみを披露してくれた後で
「お客さまの中で湯もみをやってみたい方は、どうぞこちらへ」
と案内したんですよね。
日本だとこういうとき、みんな何となく立候補できずに
周りの様子をうかがいながらもじもじして、結局
一部の積極的な人だけが参加したりするもんじゃないですか。

 

ところが、ここ草津の湯もみに来ていたお客さんたちは
みんな超ノリノリで、湯もみ体験の行列に
我先にと突進していったのである。
ありゃあ、驚いたね。
湯もみ、おそるべし。

 

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トルコ13 ドキッ! 女だらけのハマム

●4日目/イスタンブール

トルコ旅行記を再開してみますが、
あんまり長すぎるのもアレなので
印象深かったことだけ書こうと思いますよ。
ていうか最初からそれでいいんだよな…。

 

4日目のメインイベントは、ハマムに行ったことです。
ハマムっていうのはトルコ式の共同浴場のことで、
通称トルコ風呂…と言うと誤解されますので気を付けてください。
私は夫の実家に帰省した時、トルコのガイドブックを見ていたお義母さんに
「へぇ、これがトルコ風呂なのねぇ」と素で言われて返答に困りました。

 

ハマムの内部はドーム型をしていて、
中央に大きな石の台がある。
客はそこの台の上に寝転がって体を温め、
順番がきたらケセジ(あかすり師)のおばちゃんに
体をゴシゴシこすってもらう…というシステムである。
イスタンブール市内には有名ハマムがいくつかあって
どれも観光客価格で高いんだけど、雰囲気がよいので
私もその中で一番有名なチェンブリータシュ・ハマムに行った。

 

こういう共同浴場っていうのはたいてい、お客さんも
ドドーンとボリュームたっぷりのおばちゃんたちばかりに
違いない…と思っていたのだけど。
実際行ってみたら、そこには10代〜20代とおぼしき
世界各国からの美女たちがわんさか、
しかもみんなおっぱい丸出しでウロウロしている…という
男子にしてみれば夢のような光景が繰り広げられておりました。
どうだ男子、うらやましいだろう。

 

ボリュームたっぷりなのはケセジのおばちゃんたちで、
「やさしく丁寧に」洗ってくれる雰囲気ではなかったので
ちゃんとうまく(怒られずに)客としてふるまえるだろうか…と
戦々恐々としながら自分の番を待った。
でも実際に担当してくれたケセジのおばちゃんは、
英語こそ通じなかったものの、ニコニコしながらカタコトで
「どこから来たの?」と聞いてくれたりして
思わず「ママン…」と呼びたくなるような
優しい雰囲気のお母さんだったのでした。

 

ひととおり体をゴシゴシ洗われた後は
シャンプーをしてもらえるんだけど、

プシュー(シャンプーを頭にかける)
→わしゃわしゃっ(髪をひっかきまわす)
→ばっしゃーん(勢いよくお湯をぶっかける)

といった手順で、要するにかなり荒々しかったのです。
特に、連続してお湯をぶっかけられている時には
息継ぎもできないほどで、リアルで死の危険を感じました。

 

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NYC_6日め

ニューヨーク6日目、月曜日。くもり。
もう最終日だよ。早いったら。
なんだかまだ何もしてない気がするんだけど。
 

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ゼイバーズ。
NYに昔からある有名なスーパーとのことだけど、
気取った感じがなくて、よいお店でした。
またトートバッグ買っちゃった。
 

で、ゼイバーズ併設のカフェで朝食。
またもスモークサーモンwithチーズのベーグル。
コーヒー「または」オレンジジュースのセットかと思って頼んだら
コーヒー「と」オレンジジュースのセットだった。
飲み物2つって、どないやねん。
 

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ジョン・レノンが住んでいたダコタ・アパート。

 

市庁舎の方に行ったり。
スタテン島行きフェリーから、自由の女神を見たり。
一応、初NYの仕上げとして観光的なタスクをこなしてみる。
 
 

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ミーハーなSATCファンとして、
グリニッジ・ビレッジにある「キャリーのアパート」へ!
実は一般人の家らしく、
「入らないでね、静かにしてね」っていう注意書きがしてあった。
フロリダから来たという女の子と一緒になって
お互い、アパートの前で記念写真を撮りあった。

 

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キャリーのアパートがある通り。
今にもビッグの車が現れそう!

 

さて、昨日に引き続き再度チェルシーへ。
チェルシーマーケットに行ったら、シアトル滞在時代に
大好きだったAnthropologieというショップを発見!
今の今まですっかり忘れていたよ、Anthropologie。
やっぱりかわいいねー。
服は買わなかったけど、キッチンクロスを購入。


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チェルシーマーケット

 

お昼を食べてなかったので、マーケット内でクラムチャウダー。
おいしー。(そればっかりだな)
 

マーケットを出たらもう夕方で、雪がちらついていた。
冬の一人旅は、どうしても寂しい気分になります。
でも、その一方で、その寂しさがいいなとも思った。
 

次の日のフライトが早いし、宿に戻って早めに寝た。
もう、これで終わり、かー。
あっという間だったな。
 

そんなわけで、2010年最後の旅行が終わった。
私の友だちにNY大好きな女子がいて、好きすぎて2か月間滞在したり、
働きながら1年ほど住んだりしてたことがあったんだけど、
なるほど、その気持ちもわかる。
NYはきっと、住んで、友だちがいたらもっと楽しいね。
 

ニューヨーカーは、心に余裕がある人が多い印象。
だいたいみんな親切。
外国人が多いから、英語がヘタでも驚かれないし!
また次に来るのは、いつになるかなー。
 
 

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ニッポンの正月

うちの夫は関西出身だけあって割とお笑い芸人に詳しい。
一方、関東出身の私はトーキョーのお笑いで育ってきたので
(その割に小学生の頃からダウンタウン大好きっ子でしたが)
関西で人気の芸人さんなどはほとんど知らない。

 

そういうわけで、年末年始のお笑い番組などを見ていると
夫が事あるごとに芸人トリビア的な発言をして
「カンサイジン風」を吹かすのである。
そんな折にふと尋ねてみたら、なんとこれまで一度も
吉本新喜劇を見に行ったことがないという。

 

なーんだ。
だっせーの。

 

そう思って帰省途中の山手線車内であいほんを開いたら
新喜劇の新春特別公演をネットで予約できたので、
3日夜の公演をサクッと予約した。
夫にもこのくらいの行動力が欲しいものである。

 

なんばグランド花月(NGK)の会場は大きすぎず、
公民館のデラックスバージョンという感じでくつろげた。
弁当食べながら見たり、隣の人とおしゃべりしながら見たり
観客の肩の力が抜けた感じでよかった。
よく考えたらお笑いだもの、ガチガチで見るもんじゃないわよね。

 

トップバッターにスリムクラブが出ることを当日まで知らなくて、
知った時は興奮で小躍りした。
ネタ自体は、Youtubeで見たことがあるものだったので
残念ながらあまり盛り上がらなかった。
スリムクラブのネタって「まさかこんなことを言うなんて!!」っていう
意外性がポイントなので、2回目以降は難しいですね…。

 

ほか、前半の出演者はストリーク、メッセンジャー、モリヤスバンバンビガロ、
宮川大助花子、中田カウスボタン、桂文珍。
メッセンジャーのネタはちゃんと見たことなかったんだけど
大阪のおばちゃんをいじる話でベタだけど面白かった。
宮川大助花子は、大助の声が通ってなくて心配になった。
モリヤス〜は前にレッドカーペットで今田に名前を突っ込まれてたけど
客席を巻き込んでのフープ芸がものすごく盛り上がっていて
まー名前だけじゃないちゃんとした芸人さんだったわね。

 

後半の吉本新喜劇は、おっちゃんが女の子に恋したり、
高利貸しが借金の取立てにやってきたり、
ブサイクな巫女さんたちが登場したり、
いい年こいて煩悩だらけの婆さんがいたり、
「ザ・新喜劇」という感じの話で安心して見られた。
平和だー。実に平和だ。
平和な日本の正月だ。

 

ところがひとしきり笑い、帰りの夜行バスに向かう途中で
夫と喧嘩をして、一気に笑いの余韻も吹き飛んだのでした。
ちなみに喧嘩の理由は夫が「よしもと限定UFOキャッチャー」を
やらせてくれなかったことです。

 
 

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破産の危機

盆と正月の帰省コースは決まっていて、
まず最初に夫の母方のおばあちゃんの家に行き
寿司(例外なく必ず寿司)とフルーツ、お菓子などなど
大量の食べ物をいただきながらダラダラとテレビを見る。
夫の両親や兄弟姉妹、そのお嫁さんや子どもなど
近い身内ばかりの気楽な集まりである。
 

大変なのはその後で、今度は夫の父方のおじいちゃんの家に移動する。
夫は最近にしては大家族の家系で、大人子ども合わせて
総勢20人以上が所狭しとテーブルを囲み
寿司(また寿司)やおせち、沖縄料理(夫の家系は沖縄出身)など
これまた食べきれないほどの食事を前にテレビを見る。
夫のお父さんの弟の息子のお嫁さん…とか、
もはや記憶不能なメンバー多数である。
  

子どももたくさんいるので、お年玉配りは一大イベント。
その数、現在8名。今後さらに増える。
今はみんな小さいので1人1000円、合計8000円で済むけど
これが高校生くらいになったら…と思うと
正月の帰省だけで破産する危険がある。
そんな所感を後から夫や義弟に述べたところ、
どうやら大家族なりに協定が結ばれるらしく、
夫が子どもだったころは、高校に上がるまでずっと
お年玉の額は1人1000円と決まっていたらしい。へえ。
私なんか少人数の家系だったから、
大人1人あたり5000円くらいもらったりしていたなあ。
家族もいろいろである。
 

ところでこの集まりでは、大人たちは延々、
ただひたすらテーブルを囲んでテレビを見る。
会話は随時かわされるが、それほど盛り上がるわけでもない。
子どもたちは別室でわあわあ、きゃあきゃあ騒いでいる。
たまにビービー泣いているヤツもいる。
 

で、適当な時間になると三々五々、自分の家に帰っていく。
こんな具合なので、いつになっても皆さんの顔と名前は一致せず
何をやっている人かもミステリーのままである。
考えてみれば不思議なイベントだあね。


 

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騙されたおっちゃん

正月、夫の実家(兵庫県)に帰省してきた。
新幹線に乗っていたら、名古屋を過ぎたあたりだったか
一面に雪が積もっていてびっくらこいただよ。
実家の最寄り駅で降りたら、軽く吹雪だった。
東京はあったかいんだべなぁ。
 

2日は夫の親戚宅に一同が集まる日。(盆と正月に必ず集まる)
お年玉用のポチ袋が足りなくなりそうだったので、
道中、購入しようとコンビニに立ち寄った。
したらば、レジ前でおっちゃんと店員がもめている。
というより、おっちゃんが店員に一方的に難癖をつけている。

 

しばらく耳を傾けてみると、どうやらおっちゃんは
新年明けて楽しみにしていた日刊ゲンダイを買ったのだが
家に帰って新聞を開いてみたら大みそかの号で
なんでお前とこの店はこないな古いモン売ってんねん!
…ということらしかった。

 

おっちゃんは関西弁でねちっこく、延々と難癖をつけていた。

 

「ワシは日刊ゲンダイ大好きやねん!」
「お前とこの店がワシのこと騙したいうことや!」

 

…などなど。
大阪のおっちゃんはやっぱりすごいなあ。
難癖も、関西弁だとどことなくコミカルである。
新年早々、ひたすら怒られ続けていた2人の店員さんは
気の毒であったが、それすら新喜劇のように見えなくもない。

 
 

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