« 欧州旅行その8:イワシばかり | トップページ | 先生、慌てすぎ »

欧州旅行その9:危険なパリ

 欧州旅行8日め・夜。
 コペンハーゲンから飛行機でパリにやってきました。
 
 
 恐ろしいことに、私はパリに関する情報を何も調べてこなかったどころか、ガイドブックや地図の一つも持っていなかった。いろいろな経緯があって、出発前にはパリに行かない予定でいたのが、出発してからパリに2泊することになったのである。フランスといえば、自国文化に対するプライドが高く英語を話さないと評判。言葉も通じず、情報もなく、知り合いもおらず、ないないづくしの丸腰で花の都・パリに臨むのだ!
 

 大都市なだけあってパリでは犯罪やスリが多いと聞いていたので、空港に着いたときの私は必要以上にビビりまくっていた。なんとか電車に乗って街の中心部へ繰り出し、メトロに乗り継いでホステルの最寄り駅へ。「夜、パリ、メトロ」という三拍子そろった恐ろしいシチュエーションに生きた心地がしない(大げさ)。
 
 
 そしてそして、パリのメトロは複雑怪奇に路線が入り組んでいて、初心者にとっては乗り換えが超難しい。果たして、ちゃんと正しい駅で降りられるのだろうか? 極度の緊張にかられた私は、なんと…目的地の1駅手前で降りてしまいました…。勇み足にもほどがある。
 
 
 パニックになってメトロ構内から地上に出てしまった私。そこにはアフリカ系フランス人の、何やら柄の悪そうな男性陣がうようよしており、あまり治安がよさそうでない街並みが広がっていた。絡まれたらどうしよう。何としてでも、早いところメトロの駅に戻って正しい駅まで向かわなくては。でも、メトロの「出口専用」通路から出てきたために、メトロに戻る入口の場所がわからない。ぐはぁ。
 
 
 途方に暮れていると…街角のベンチに腰掛けて新聞を読む、スーツにハットの紳士が視界に入ったではありませんか。「新聞を読んでいる人=知的な人=英語が話せるかも」という完全に論旨の破たんした期待にとりつかれ、紳士に接触を試みる。結果、彼は英語は話せないようだったのですが、親切にメトロの入口の場所を指し示してくれました。ありがとう、紳士。
 
 
 いろいろありつつ、何とかようやく目的地の駅に着いた。あとは印刷してきたグーグルマップに従って、宿に向かうだけである。夜道は危ないから、早足で歩かなきゃね! …そして、10分ほど歩いたところで、どうやら地図が間違っているらしいことに気づきました。まさか、グーグルマップが間違ってるなんて…思わないじゃん…。もう誰も信じない。
 
 
 通りかかった人に道を尋ね、これまた親切に道順を教えてもらって、一件落着。かと思いきや、ここから宿からの道のりが地獄だった。重いスーツケースを引いて登った急坂の後には、なんと、掛け値なしに100段ほどある石段が立ちはだかっていたのだった。これを登らない限り、宿には着かないのか…。ゴクリ…。私はただ宿に行きたいだけなのに、なんでこんなに苦労せにゃならんのだ。
 
 
 RPGの勇者ってこんな気分なのかナァなどと思いつつ、15kgほどあるスーツケースを持ち上げ、ぜぇぜぇいいながら石段を登り切ったのだった。死ぬかと思いました。ていうか死んだ。


Th_img_0586
 
 
 宿はあまり設備がよくなかったり、ドミトリーの2段ベッドが寝にくかったりといろいろ不満はあったものの、とりあえず無事に寝られるだけでよしとする。あまり食欲がわかなくて、近所のマルシェ(スーパー)でトマトとかヨーグルトとか買ってきて食べて、寝た。
 
 
 

|

« 欧州旅行その8:イワシばかり | トップページ | 先生、慌てすぎ »

2011 欧州旅行」カテゴリの記事

コメント

ごめん。
かなり大変そうだけど、めっちゃおもろい旅行記・・・!

投稿: としぼー | 2012年3月11日 (日) 06時33分

うほほ。
笑ってもらえるなら大変だったかいがあるというものです!

投稿: ayacco | 2012年3月13日 (火) 03時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 欧州旅行その8:イワシばかり | トップページ | 先生、慌てすぎ »