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2012年2月

したたかに Say! You!

先日、家の最寄り駅に直結しているスーパーの西○を通り抜けていると
透明ビニール傘が150円で売られているのに気がついた。
コンビニで買えば、500円くらいするシロモノである。
安くても350円くらいはする。
それが何と、破格の150円! さすが西○!
 

今度もし、傘を持たずに外出してしまって
雨に降られてさあ大変、という時には、
きっとこの西○で150円の傘を買おう。
そう思っていた数日後に、チャンスはやってきた。
傘を持たずに外出して、夜、雪に降られたのである。
降り立った最寄り駅のホームで降りしきる雪を見つめ、
「行くか…。西○…」と静かに決意した。
 

したらば、数日前に確かにあったはずの場所に傘がナイ!
…いや、正確には傘はあった。
ただし、値札を見ると、なんと497円!
ほんの2〜3日で3倍以上の値段に跳ね上がるとは、
ジンバブエもびっくりのインフレ率である。
 
 
よく見ると、497円の傘は先日見た透明ビニール傘とは違うもので
色がついていたり、全体的につくりがしっかりしていたりと
だいぶグレードアップしていた。
そりゃ、まったく同じものが3倍の値段になったら暴動が起きますわな。
 

しかし、私はあくまで帰宅するまでの10分間をしのぐ傘が欲しいのであって
赤や黄色のしっかりした傘なぞに用はないのである。
しかも、一度「150円」という値札を見てしまったら
「497円」がとてつもなく高い値段に思える。
何しろ、1万円の傘が3万円に値上がりしたようなものですからね(しつこい)。
 

その後、売り場の奥のほうの隅っこの、従業員通用口の脇あたりに、
先日見かけた「150円」の傘が置かれていることに気づいた。
追いやられていた、と言ってもいい。
「売り物ではありません」という雰囲気すら醸し出しながら
ひっそりとたたずむ傘たちだったが、普通に売られているようだった。
結局、その150円の傘を1本手にとってレジに向かった。
 

夜、雪が降り出したんである。
傘を買いたい人がたくさんいるはずである。
そのタイミングで、150円の傘をさりげなく隅っこに追いやり
497円の傘を目立つ場所に出すとは!
西○の商魂たくましさを感じる出来事でした。
 

店を出て、150円のビニール傘を広げると
雪はもう止んでいた。
 
 

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ペペロンチーノの罠

大学時代の友人MとWと、遅めの新年会を開いた。
場所は銀座のバル。
カウンターにもテーブル席にも猛禽OLや
イケメン会社員がひしめきあっているこじゃれた店だった。
 
 
カルパッチョやらオムレツやら、生ハムやら
おしゃれげな前菜をいくつか頼んだのだが、
どれもこれもびっくりするほど小さく、量が少ない。
まあ前菜だから小さいのは当たり前か、
ここは一つ炭水化物でもドカンと頼んで腹を満たそうぞ。
ということになり、マルゲリータのピザを頼んだ。
そしたら、出てきたピザの小さいこと小さいこと!
直径12cmくらいだろうか?
これを3人で分けて食べろというのか…。
 
 
店名に「バル」と付いてる以上は小皿料理の店であるわけで
その意味では皿が小さくても何の問題もないのですが
それでも、料理が出てくる度にいちいち驚いていたのは
皿の小ささに反して値段はボリューム満点だったためだろう。うむ。
 

おつまみ程度のピザを食べても腹が満たされるわけはなく、
とどめに「タコとアスパラガスのペペロンチーノ」とやらを注文した。
仕上げにスパゲティを食べれば、さすがに腹もふくれるであろう。
ところが、保阪尚希似の店員が運んできたものは
3cm程度に切られたアスパラと少量のタコを小皿に入れて
オーブンで焼いた料理だった!
なんだこの前菜っぽい代物は!
 
 
M 「あれ? これ、頼んでないよね?」
私 「ペペロンチーノを頼んだんですけど…」
保阪「こちらがペペロンチーノでございます」
私 「えっ!? あ、パスタじゃないんですね…」
保阪「パスタではないんですよ〜。ペペロンチーノというのは、
   『ニンニク味の炒めもの』という意味でして」
 
 
あれ、なんか軽くバカにされてる?
いやいや、普通、日本のレストランで
メニューに「ペペロンチーノ」と書いてあったら
スパゲティと思う客が大半だろうが!
しかも、メニューの同じ欄には「カルボナーラ」とかもあったよ?
あれも全部、スパゲティという仮面をかぶった別の何かだったわけだな。
これだから銀座の店は信用ならないぜ…。
 

結局、大して腹もふくれぬまま店を後にし、
お茶でも飲もうか、ということになって入ったカフェがまた
「ケーキ+コーヒー1300円」とかの華々しい銀座価格だった。
銀座の本気に軽い敗北感をおぼえつつ、
貧乏人が多く住む中央線の巣に帰った。
 

 

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ガラス事件

夜、ガラス張りのエレベーターに乗っていて
目測を誤り、ガラスに眼鏡ごと頭から突撃し激突するという事件が起きた。
バンッ!と、ちょっとびっくりするくらいの衝撃音が出て
激突した本人も、一瞬、何が起きたのかわからなかった。
眼鏡の鼻あてやフレームがずれるという甚大な被害が生じた。
 

後から考えてみれば、二重になっていたガラスのうち
外側のガラスを見ながら顔を近づけていったために
内側のガラスが目に入らない状態のまま
激突してしまったのだろう…という状況は理解できる。
ていうかあり得ないけど。
バカですけど。(バカでーす)
 
 
わからないのは、そもそもガラスに突っ込んでいった理由である。
エレベーターはそこそこ上層の階にいたので
ガラスの外の夜景がきれいで興奮して…ということならわかる。
しかし、その時間はすでに多くのビルが照明を落としていて
そんなに夜景がきれいなわけでもなかったんである!
 
 
私はいったい、何を見ようとしてガラスに突っ込んでいったんでしょうか?
 
 
 

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Sくんと薬

先日、美容院に行ってきた。カットとパーマね。
頭がプリン状態になっているので
本当はカラーもした方がよいのだが、
あと何か月か見て見ぬふりをしてやり過ごすことにした。
(おしゃれでない…)
 

美容院では、メイン担当のIさん(女性)のほか
アシスタントのスタッフが何人か交代で
シャンプーやらブローやらの補助的な作業を担当してくれます。
そのうちの一人、Sくんは20代後半とおぼしき男子。
今度、ドイツに行く予定だというので(※この美容院のスタッフはみんな旅好き)
一体全体ドイツくんだりまで何しに行くのか、と尋ねると
ドイツでは今、政策によって多くのクラブが閉鎖に追い込まれており
その前に本場のクラブカルチャーを体験しておこうと思って
ハンブルクに行くのです、との回答だった。
 
 
なんとカルチャー的に洗練されたイマドキ男子であろうか。
折しも、ハンブルクが舞台の『ソウル・キッチン』(ファティ・アキン監督)という
映画を見たばかりだったので、Sくんにも鑑賞を勧めておいた。
彼もきっと、私のことをカルチャー的に洗練されたお姉さんと思ってくれたことだろう。
 

その後、別のスタッフによるシャンプーをはさみ
パーマのロッドを巻く段になって、再びSくんが担当についた。
インフルエンザがはやっていますね、とか
私は最近ノロウイルスにかかって大変だったんですよ、とか
どうということのない世間話をしていたところ、
流れで、Sくんが愛用しているという「おすすめの漢方薬」の話になった。
いわく、
 
・漢方だから副作用の心配がない
・海外に行く直前に風邪を引いてしまったが、この漢方薬を飲んで乗り切った
・芸能人にも愛用者がたくさんいるらしい
・難点は飲む錠剤の数が多いことだけ
・症状によって錠剤の数は調節可。たくさん飲んでも、漢方だから副作用の心配が(略
 
…と、とにかくこの漢方薬に対するSくんの愛が
ひしひしと伝わってくる内容だった。
「そんなに言うなら試してみようかな」という気になって、
数日後、私もこの漢方薬を買ってしまったのは内緒である。(ステマ?)
 

ひとしきり、というかだいぶ長いこと漢方薬の話が続いた後
そろそろ薬の話が収束するかと思いきや、
今度はSくん、市販の風邪薬について語り始めた。
子どものころから病弱でよく風邪を引いていたそうで、
どうやら薬については一家言あるらしい。
 
「大人になってからは、パブロンがよく効きますね。
おれ、パブロン伝説いっぱい持ってるんですよー」
 
…と嬉々として語っていたが、
パブロン伝説についてはあえて聞かずにスルーしておいた。
 
 
Sくんが本当に好きなものは、
ドイツよりクラブより、きっと薬だと思う。
 

 
 

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