« 2011年を振り返る | トップページ | ガラス事件 »

Sくんと薬

先日、美容院に行ってきた。カットとパーマね。
頭がプリン状態になっているので
本当はカラーもした方がよいのだが、
あと何か月か見て見ぬふりをしてやり過ごすことにした。
(おしゃれでない…)
 

美容院では、メイン担当のIさん(女性)のほか
アシスタントのスタッフが何人か交代で
シャンプーやらブローやらの補助的な作業を担当してくれます。
そのうちの一人、Sくんは20代後半とおぼしき男子。
今度、ドイツに行く予定だというので(※この美容院のスタッフはみんな旅好き)
一体全体ドイツくんだりまで何しに行くのか、と尋ねると
ドイツでは今、政策によって多くのクラブが閉鎖に追い込まれており
その前に本場のクラブカルチャーを体験しておこうと思って
ハンブルクに行くのです、との回答だった。
 
 
なんとカルチャー的に洗練されたイマドキ男子であろうか。
折しも、ハンブルクが舞台の『ソウル・キッチン』(ファティ・アキン監督)という
映画を見たばかりだったので、Sくんにも鑑賞を勧めておいた。
彼もきっと、私のことをカルチャー的に洗練されたお姉さんと思ってくれたことだろう。
 

その後、別のスタッフによるシャンプーをはさみ
パーマのロッドを巻く段になって、再びSくんが担当についた。
インフルエンザがはやっていますね、とか
私は最近ノロウイルスにかかって大変だったんですよ、とか
どうということのない世間話をしていたところ、
流れで、Sくんが愛用しているという「おすすめの漢方薬」の話になった。
いわく、
 
・漢方だから副作用の心配がない
・海外に行く直前に風邪を引いてしまったが、この漢方薬を飲んで乗り切った
・芸能人にも愛用者がたくさんいるらしい
・難点は飲む錠剤の数が多いことだけ
・症状によって錠剤の数は調節可。たくさん飲んでも、漢方だから副作用の心配が(略
 
…と、とにかくこの漢方薬に対するSくんの愛が
ひしひしと伝わってくる内容だった。
「そんなに言うなら試してみようかな」という気になって、
数日後、私もこの漢方薬を買ってしまったのは内緒である。(ステマ?)
 

ひとしきり、というかだいぶ長いこと漢方薬の話が続いた後
そろそろ薬の話が収束するかと思いきや、
今度はSくん、市販の風邪薬について語り始めた。
子どものころから病弱でよく風邪を引いていたそうで、
どうやら薬については一家言あるらしい。
 
「大人になってからは、パブロンがよく効きますね。
おれ、パブロン伝説いっぱい持ってるんですよー」
 
…と嬉々として語っていたが、
パブロン伝説についてはあえて聞かずにスルーしておいた。
 
 
Sくんが本当に好きなものは、
ドイツよりクラブより、きっと薬だと思う。
 

 
 

|

« 2011年を振り返る | トップページ | ガラス事件 »

05: 日々の生活」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2011年を振り返る | トップページ | ガラス事件 »