« したたかに Say! You! | トップページ | ネットの罠 »

ブルーバレンタイン

『ブルーバレンタイン』という映画をDVD鑑賞した。
ディーンとシンディという夫婦の出会いから結婚、破局までを描く、
なんとも胸に痛いお話です。
以下ネタバレあり。
 

「出会いから結婚、破局」と言っても、
映画は順を追って進んでいくわけじゃなくて
破局の一歩手前くらいから始まる。
ふたりの気まずい日常生活やかみ合わない会話が映し出されて、
そこに時折、過去のエピソードが挿入される。
ふたりがどんなふうに出会って、恋をして、結婚を決めたか。
「今、うまくいかなくて破局に向かうふたり」と
「過去、出会って恋に落ちていくふたり」の時間軸が
並行して流れていくわけです。
 
 
それで、「今、うまくいかなくて破局に向かうふたり」の時間軸では
「愛の終わり+破局」がクライマックス。
一方、「過去、出会って恋に落ちていくふたり」の時間軸では
「愛のピーク+結婚」がクライマックス。
映画の最後で、その二つのクライマックスが交互に映し出されるんです。
「愛の終わり」と「愛のピーク」が交互に!
「絶望」と「希望」が交互に!!
その落差にもう胸がギュウギュウ締め付けられるですよ。
何という性格の悪い監督であろうか…。
 
 
ちなみにこの2つの時間軸は、重なってない。
結婚から破局に至るまでの時間軸が、完全に抜けてるわけです。
ふたりがどんなふうにしてうまくいかなくなっていったのか、
それは見てる側の想像に任せるという感じなのかな。
 
 
ふたりの破局に関しては、割とよくありそうな話だと思った。
愛情豊かで優しくて、子煩悩な夫。
それだけでは満足できない妻。
夫自身は何も変わっていないし、何も悪くないんだけど
妻は夫への不満を募らせていってしまうんだ。
愛情と生活は別だからなぁ。
シンデレラだって「めでたし、めでたし」の後に
生活が待っているわけですよ。
 
 
「結婚して安心しちゃうのは男の人のほう」と言ってる
女友達がいたけど、それともなんかつながる気がする。
 
 
 

|

« したたかに Say! You! | トップページ | ネットの罠 »

11: 映画・本・音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« したたかに Say! You! | トップページ | ネットの罠 »